貴景勝、鼻血出てもしのいだ!幕尻・志摩ノ海との1敗対決は大関に軍配/11月場所

貴景勝、鼻血出てもしのいだ!幕尻・志摩ノ海との1敗対決は大関に軍配/11月場所

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  • 更新日:2020/11/21

大相撲11月場所13日目(20日、両国国技館)1敗同士の対戦は、出場する力士では番付最高位の大関貴景勝(24)が幕内最下位(幕尻)の志摩ノ海(31)を押し出し、12勝目を挙げて単独トップに立った。貴景勝は年間50勝目となり、休場している新大関正代(48勝)が再出場しても追いつかず、年間最多勝利を決めた。元大関の小結照ノ富士(28)は平幕竜電(30)を押し出し、2敗を守った。きょう14日目には2敗の2人が顔を合わせる。

相手を押し出した大関の右の鼻孔から、鮮血が流れ落ちる。押し合う中で、相手の頭が何度も貴景勝の顔面を直撃。それでも、ひるむことはなかった。

「自分が今できることは、(その日が終われば)あしたの相撲を一生懸命取るしかない。必然的に集中するようになってくる。あすの相撲を取らないと、あさっての相撲はない」

単独トップを懸けて志摩ノ海との1敗対決。立ち合いから土俵際まで押し込み、反撃されても慌てずに突き返す。体を右へ開いていなすと、相手はたたらを踏んで体勢を崩した。

1月の初場所千秋楽結びの一番では徳勝龍に敗れ、20年ぶり2人目となる幕尻優勝を許した。7月場所でも照ノ富士が幕尻で制し、一年納めの場所で3度目の幕尻優勝を許せば、番付社会の根幹が揺らぎかねない。しかも今場所は2横綱2大関が休場し、出場力士では番付最高位の一人大関。「結局、勝った人が強い。強いほうが勝つんじゃないですか」と面目を保った。

この日は、平成27年九州場所開催中に帰らぬ人となった当時の日本相撲協会・北の湖理事長(元横綱)、小畑敏満さんの命日。当時、貴景勝は幕下だった。北の湖さんの持論は最後までぶれなかった。「大関10勝、横綱は12勝で勝ち越し。これが責任。優勝の数字としては12勝ではどうしても弱い。12勝と13勝では説得力も勢いも違う」。

大関の優勝となれば平成29年初場所、14勝1敗で制した稀勢の里以来。それが初優勝だった稀勢の里は、同場所後に横綱へ昇進。3月の春場所でも連続優勝を果たしている。

残り2日。貴景勝の正念場は、ここからだ。(奥村展也)

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志摩ノ海に勝った貴景勝=両国国技館(撮影・榎本雅弘)

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