
バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)は10月5日に開幕し、千葉Jは8日に敵地で長崎と初戦を迎える。昨季は圧倒的な強さで東地区を制覇したものの、年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝で敗れ頂点を逃した。悔しさをバネに新シーズンに挑む。
「全てのタイトルを取りにいく。その目標は変わらない」。15日、船橋アリーナで行われた決起会後の会見で、4季連続で主将を務める富樫勇樹はきっぱりと言い切った。例年のリーグ戦、CS、天皇杯に加え、今季は東アジアスーパーリーグ(EASL)にも出場する。
レギュラーシーズンを戦いながら海外遠征もこなす。「去年以上にタフなシーズンになる。コンディションなど相談しながらチームでやっていきたい」。前人未踏の“4冠”達成へ、覚悟を決めている。
ワールドカップ男子日本代表候補に名を連ねた金近廉ら5人が新たに加入。登録13人のうち、約半数が25歳以下と若手が占める。昨季はプロ1年目の小川麻斗が献身的なディフェンスでブレークした。パトリック監督は「若い選手にコンスタントに活躍してほしい」と期待を寄せる。
千葉Jは来年4月に船橋市内で新アリーナを開業予定。2011年からホームアリーナとしてチームを見守った船橋アリーナの使用は最終年となる。