多額の身代金を強奪、航空機から消えた犯人の正体とは 米史上唯一の未解決ハイジャック【未解決事件ファイル】

多額の身代金を強奪、航空機から消えた犯人の正体とは 米史上唯一の未解決ハイジャック【未解決事件ファイル】

  • リアルライブ
  • 更新日:2020/11/21
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1971年11月24日、アメリカ合衆国で商業航空産業史上唯一の未解決ハイジャック事件が発生した。ハイジャック犯は「ダン・クーパー」という名前を名乗っていたが、後に偽名であることが判明。身元を隠したまま、身代金20万ドルを強奪し、そのままパラシュートを用いて飛行機から脱出したという。FBIによる懸命な捜査が行われたものの、2020年11月現在も犯人の行方は分かっていない。

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事件が発生したのは、オレゴン州ポートランドからワシントン州シアトルへ向かっていたボーイング727の機内。午後2時35分に離陸後、「ダン・クーパー」という偽名で航空券を購入していた犯人が突然、客室乗務員に一枚のメモを渡したことから始まった。メモの内容は「爆弾を所持していることと、身代金20万ドルとパラシュート4つの要求」だったという。

脅迫の内容を伝え聞いたパイロットはすぐに管制官に連絡し、最寄りのシアトル・タコマ国際空港に緊急着陸することになった。空港では身代金と引き換えに全乗客と客室乗務員が解放されたが、一人も怪我人はいなかった。その後、午後7時45分に犯人とパイロットを乗せた航空機はシアトルを離陸。犯人の要求により、航空機はネバダ州リノに向かったという。そして午後8時過ぎ、犯人は航空機の昇降用階段を空中で開き、パラシュートを利用して脱出した。航空機には空軍の戦闘機2機が追跡していたものの、視界不良のため犯人の姿は確認できなかったそうだ。これ以降、犯人の姿は確認されていない。

FBIによる捜査は、事件発生から45年の2016年まで続けられた。乗客や客室乗務員は犯人の顔を確認しており、証言から精巧な似顔絵が制作されたものの、結局犯人の行方はおろか、名前の特定すら至らなかった。1980年2月には、ワシントン州郊外のコロンビア川で身代金に使われた紙幣の一部5800ドルが発見された。しかし、周辺に犯人の痕跡は見当たらず、それ以上の進展は見られなかった。

犯人の手際の良さや犯行時の紳士的態度が話題になり、一時は社会現象になったというこの事件。マスコミや市民の間では様々な仮説が提唱され、中には死んだ夫が犯人だと告白する女性も現れた。しかし、根拠は筆跡が似ているというだけで決定的な証拠はなかった。高度1万フィート以上の中、パラシュートを用いた降下は素人には相当難易度が高い。FBIは1000人を超える被疑者を扱ってきたが、事件と結び付く証拠は見つからなかった。高い降下技術を持ち、捜査の目を掻いくぐる術を持つ犯人は一体何者だったのか。

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