なでしこジャパン、東京五輪カナダ戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。岩渕真奈や熊谷紗希は不動!”シンデレラガール”の起用は?【東京五輪女子サッカー】

なでしこジャパン、東京五輪カナダ戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。岩渕真奈や熊谷紗希は不動!”シンデレラガール”の起用は?【東京五輪女子サッカー】

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  • 更新日:2021/07/21
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【写真:Getty Images】

なでしこジャパンは21日に東京五輪の初戦となるグループE第1節カナダ女子代表戦を迎える。高倉麻子監督は、大事な初戦にどのようなメンバーで臨むのか。カナダ戦の予想スタメンとフォーメーションを紹介する。※通算成績は14日のオーストラリア女子代表戦までのもの

GK

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山下杏也加(背番号18)
所属クラブ:INAC神戸レオネッサ
生年月日:1995年9月29日(25歳)
代表通算成績:40試合44失点

山下杏也加は高校卒業後に加入した日テレ・東京ヴェルディベレーザを離れ、今季からINAC神戸レオネッサに移籍となった。WEリーグのプレシーズンマッチで山下は全4試合に先発出場。無失点&4連勝に貢献した。6月の代表戦ではウクライナ女子代表戦に先発出場でクリーンシートを記録。山下の武器はセービングだ。相手に流れがいきかけた状況でも、シュートストップで自分たちに流れを引き戻すことができる。また、足元の技術がありフィード力に定評がある。一番後ろからのロングボールで一気にチャンスに繋げることができることも特徴だ。池田咲紀子との正守護神争いも気になるところだ。

DF

清水梨紗(背番号2)
所属クラブ:日テレ・東京ヴェルディベレーザ
生年月日:1996年6月15日(25歳)
代表通算成績:38試合1得点

不動の右サイドバックである清水梨紗は、高倉麻子監督のサッカーに欠かせない選手だ。年代別の日本代表にも選出されている清水は、年代別の代表で指導を受けていたこともあり高倉監督からの信頼も厚い。なでしこジャパンでは代えの効かない選手だ。日テレ・ベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の下部組織であるメニーナで頭角をあらわすと、2013年にトップチームに昇格。その後も主力として活躍し、なでしこリーグ5連覇などに貢献。同リーグベストイレブンを4度受賞している。昨季からはベレーザの主将も任されており、選手からの信頼も厚い。清水の特徴は無尽蔵のスタミナで激しい上下動を繰り返し、攻守に貢献すること。サイドからチャンスを作ったと思ったら、すぐに守備に戻りサイドからのカバーリングや対人の強さでチームを救う。汗かき役として、チームの攻守に貢献できる非常にありがたい選手だ。

熊谷紗希(背番号4)
所属クラブ:バイエルン(ドイツ)
生年月日:1990年10月17日(30歳)
代表通算成績:115試合1得点

熊谷紗希は2011年のワールドカップ優勝を経験している一人だ。なでしこジャパンの主将は、世界でもトップレベルのDFである。浦和レッズレディース(三菱重工浦和レッズレディース)出身の熊谷は2011年にドイツのフランクフルトへ移籍。そこでの活躍が認められ、2013年にリヨンへ移籍となる。世界最高峰のクラブでも主力としてプレーし、2019/20シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)では決勝ゴールを記録。男女通じてCL決勝でゴールを決めた最初の日本人選手となった。リヨンでWCL5連覇などに貢献した熊谷は、今季からブンデスリーガ女子のバイエルンでプレーすることになった。熊谷は圧倒的なスピードを持っているとは言えないが、的確な読みや対人の強さ、足元の技術や空中戦の強さ、さらにリーダーシップを兼ね備えるなどDFに必要な能力が高いのも特徴だ。それだけではなく、ボランチでもその能力を遺憾なく発揮する。オーストラリア戦では圧倒的な存在感で相手攻撃陣をシャットアウト。なでしこジャパンの主将は、この調子を維持し日本を初の金メダル獲得に導くことができるだろうか。

南萌華(背番号5)
所属クラブ:三菱重工浦和レッズレディース
生年月日:1998年12月7日(22歳)
代表通算成績:15試合1得点

南萌華は宮川麻都とともにU-20女子ワールドカップ優勝に貢献した。浦和レッズレディース(三菱重工浦和レッズレディース)の下部組織から2017年にトップチーム昇格。すぐには主力としてプレーできなかったが、2018年から出場機会が増え現在は不動のCBにまで成長した。昨季は浦和のリーグ優勝に貢献し、自身2度目のなでしこリーグベストイレブンに選出された。熊谷紗希がなでしこジャパンでは不動のCBとなっているが、そのNo.1相方候補としての呼び声も高い。しかし、最近では宝田沙織の台頭も著しくポジション争いに注目が集まりそうだ。オーストラリア戦ではスタメンに名を連ねた南だが、東京五輪では主力となれるか。U-20ワールドカップに続く2度目の世界一を経験することができるだろうか。

宮川麻都(背番号16)
所属クラブ:日テレ・東京ヴェルディベレーザ
生年月日:1998年2月24日(23歳)
代表通算成績:14試合0得点

宮川麻都は2018年に行われたU-20女子ワールドカップに出場し、日本の初優勝に貢献した。そして翌年にアメリカで開催されたSheBelieves Cupでなでしこジャパンデビュー。その後もクラブで活躍すると、2019年6月のワールドカップに臨むなでしこジャパンメンバーに選出されたが、出番なしに終わった。宮川は左右両サイドバックでプレーでき、さらにはサイドハーフやボランチを担うこともできる。サイドからのクロスも正確でチャンスを演出するボールを送ることができる。今回は鮫島彩が落選となっている中、左サイドバックとしての出場に期待がかかる。金メダル獲得が期待される中、宮川は東京五輪という大舞台で活躍することができるだろうか。

MF

塩越柚歩(背番号13)
所属クラブ:三菱重工浦和レッズレディース
生年月日:1997年11月1日(23歳)
代表通算成績:3得点2アシスト

塩越柚歩は昨年10月に行われた候補トレーニングでなでしこジャパン初招集となると、東京五輪への切符を掴んだ”シンデレラガール”だ。浦和レッズレディースの下部組織出身である塩越はトップチーム昇格後、すぐには出場機会を与えられず。順風満帆なキャリアとはいかなかった。2016年に行われたU-20女子ワールドカップに出場したが、その後代表には招集されず。それでも地道な努力を重ね昨年は主力として活躍し、なでしこリーグベストイレブンに選出。今季は浦和Lのリーグ優勝に貢献した。塩越は所属する浦和Lで左右両サイドハーフや2トップの一角としてもプレー。特に菅澤優衣香とのコンビネーションも抜群で代表でもホットラインを見せてほしい。最近ではゴールへの意識も増したのか、積極的にシュートを放つシーンも目立つ。その証拠に先月10日のウクライナ代表戦では代表初ゴールを含む2ゴールの活躍。しっかりと結果を残し五輪代表を掴み取った。なでしこジャパンとしては初の大舞台となるが、シンデレラガールは躍動することができるだろうか。

中島依美(背番号7)
所属クラブ:INAC神戸レオネッサ
生年月日:1990年9月27日(30歳)
代表通算成績:86試合14得点

中島依美は高倉ジャパンに欠かせない存在だ。高校卒業後の2009年にINAC神戸レオネッサに入団。加入初年度から出場機会を与えられ、2年目から主力に定着した。2010年のU-20女子ワールドカップに出場した中島は3試合全てにフル出場を果たすも、日本はグループリーグ敗退となった。中島は2011年のワールドカップ、続くロンドン五輪のメンバーには選出されなかったが、その後徐々に代表にも定着。2019年の女子ワールドカップに出場した。中島の特徴は正確無比なキックだ。抜群のテクニックを武器に長短のパスを使い分け、味方のチャンスを演出することができる。また、正確なキックを持つ中島のセットプレーはなでしこジャパンの武器となるはずだ。自身初の五輪で金メダル獲得を目指す。

三浦成美(背番号8)
所属クラブ:日テレ・東京ヴェルディベレーザ
生年月日:1997年7月3日(24歳)
代表通算成績:24試合0得点

三浦成美は日テレ・東京ヴェルディベレーザでは欠かせないボランチの選手である。ベレーザ下部組織のメニーナからプレーしており、2016年にトップチーム昇格。当初は阪口夢穂などがいたため、十分な出場機会を与えられていたとは言い難いが、阪口が2018年に大怪我で離脱すると、その代役をきっちりと果たし、なでしこリーグ5連覇などに貢献。今ではベレーザ、さらには代表でも欠かせない存在となっている。三浦は非常に運動量が豊富で、156cmと小柄ながら対人の守備が強い。状況判断に優れており、アンカーやボランチの位置で相手の攻撃の芽を摘むことができる。また、球離れも良く長短のパスで攻撃にリズムを生む。元々はサイドアタッカーだったこともあり、攻撃面も問題なし。サイド、ボランチ、アンカー、サイドバックと複数ポジションをこなすことができるのも魅力的だ。自身初の五輪でなでしこジャパンを金メダルに導く活躍を見せることができるかどうか注目だ。

長谷川唯(背番号14)
所属クラブ:ACミラン(イタリア)
生年月日:1997年1月29日(24歳)
代表通算成績:46試合9得点

年代別の日本女子代表に選出されてきた長谷川唯は、年代別の代表も指導してきた高倉麻子監督のサッカーを体現する高倉チルドレンと呼ぶに相応しい選手だ。2014年に行われたU-17女子ワールドカップでは中心選手として活躍し、日本の優勝に貢献した。高倉監督の戦術に対する理解度も高い。長谷川の特徴は、やはり技術に裏打ちされたドリブルだ。細かいタッチで狭いスペースでも突破でき、シュートまで繋げることができる。長谷川は下部組織時代からプレーしてきた日テレ・ベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)を離れ、今年1月にイタリアのACミランへ加入。同クラブのセリエA2位入りとクラブ史上初のUEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)出場権獲得に貢献した。そんな長谷川にはバルセロナやパリ・サンジェルマン(PSG)など女子の強豪チームが熱視線を送っているという噂がある。東京五輪で活躍を見せれば、複数のビッグクラブが争奪戦を繰り広げることになるかもしれない。

FW

岩渕真奈(背番号10)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
生年月日:1993年3月18日(28歳)
代表通算成績:77試合35得点

間違いなくなでしこジャパンのエースと呼べるのは岩渕真奈だろう。東京五輪メンバーではW杯で優勝を経験したのは熊谷紗希と岩渕だけ。当時18歳の岩渕は、澤穂希や川澄奈穂美、岩清水梓など日本代表を引っ張った先輩たちの背中を見ていた。今回の五輪では澤が背負った背番号10をつけ、エースとしてチームを引っ張ることが求められる。同選手は2017年6月にバイエルン・ミュンヘンからINAC神戸レオネッサに移籍。そして、WEリーグを戦う同クラブでのプレーではなく、海外への再挑戦を選択した。昨年12月からアストン・ヴィラでプレーし、いきなり主力として活躍。新シーズンからはイングランドの強豪アーセナルでプレーすることになった。岩渕の特徴は何と言ってもテクニック。ドリブル、シュート、パスとどれを取っても世界レベルだ。フィジカルはやや劣るが、それでも最高レベルのテクニックでカバー。長谷川唯や菅澤優衣香などとの連係も抜群だ。オーストラリア戦ではPKではあるが、1ゴールを決めチームの勝利に貢献した。澤の想いを受け継いだ岩渕が代表を引っ張り、今度はその背中を後輩たちが追いかける。

菅澤優衣香(背番号9)
所属クラブ:三菱重工浦和レッズレディース
生年月日:1990年10月5日(30歳)
代表通算成績:75試合24得点

その岩渕真奈と2トップのコンビを組むのが菅澤優衣香だ。昨季はなでしこリーグ最優秀選手の受賞と得点王を獲得。さらに浦和レッズレディースのリーグ優勝に貢献するなど最高のシーズンを送った。これまでアルビレックス新潟レディース、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、浦和Lと3クラブでプレーしてきた菅澤は自身初のタイトル獲得となった。同選手はフィジカルを武器にしたポストプレーが得意なFWだ。足元の技術もあり、しっかりとタメを作って味方の上がりを待つことができる。岩渕真奈や田中美南、長谷川唯など裏に抜け出せる選手が多い中、ポストプレーができる選手は大変貴重だ。また、クラブでゴールを量産することからも分かる通り、シュートセンスもある。競り合いにも強くクロスボールからのヘディングシュートは、フィジカルの強い海外選手も手を焼くことだろう。日本の金メダル獲得には菅澤のゴール量産がカギを握るかもしれない。

予想フォーメーション

▽GK
山下杏也加

▽DF
清水梨紗
熊谷紗希
南萌華
宮川麻都

▽MF
塩越柚歩
中島依美
三浦成美
長谷川唯

▽FW
岩渕真奈
菅澤優衣香

▽監督
高倉麻子

編集部

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