12歳島田麻央「重心後ろに」4回転トーループ回り切るもこらえて着氷反省

12歳島田麻央「重心後ろに」4回転トーループ回り切るもこらえて着氷反省

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/05/04
No image

レイクカップ ノービス女子の部に出場し演技を披露する島田麻央(撮影・加藤哉)

<フィギュアスケート:レイクカップ>◇3日◇第1日◇ノービスA女子◇滋賀県立アイスアリーナ

日本女子初の4回転トーループ成功者、島田麻央(12=木下アカデミー)が登場し、109・77点をマークした。単純比較はできないものの、昨年の全日本ノービス選手権Aで自身が優勝した時のハイスコア108・42点を上回って1位となった。2位に30点以上の差をつける出来だった。

冒頭に挑んだのは、もちろん4回転トーループ。3月の京都府選手権で成功したもので、この日は演技直前の練習では転倒していたが、本番ではしっかり回り切った。ところが、最後こらえて着氷する形になり、ステップアウト。4回転トーループとは認められた上で出来栄え点(GOE)がマイナス3・17点と判定された。

それでも、全体では100点を大きく超えた。試合後は「高さは良かったんですけど(重心が)後ろにいってしまって、ステップアウトしてしまいました。最近、4回転は良かったんですけど、今日の6分間練習では全然はまらなくて…。本番もやっぱり後ろにいってしまったかなという感じです」と反省したが「それ以降、ミスを引きずらなかったのが良かったところかなと思います」。そう振り返った通り、残りはGOEのマイナスがないジャンプをそろえた。

<1>4回転トーループ

<2>3回転ルッツ-3回転トーループ-2回転トーループ

<3>3回転フリップ

<4>3回転ループ

<5>ダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループ

<6>3回転ルッツ

今大会に向けて「アイスショーで、このフリーはたくさんかけてきたので。4回転がどうなっても引きずらない練習をしてきました」と準備してきた成果を出した。

そのアイスショー。本拠の木下アカデミー京都アイスアリーナで行われた「ブルーム・オン・アイス」や「スターズ・オン・アイス」の青森・フラット八戸公演に出演。「大っきい選手の質が全然、違って…。表現とか、すごい勉強になりました」と驚き「スピンがすごい速かったので、自分も速くなれるように練習したいです」と、シニアたちの華やかな世界に中学1年にして飛び込み、刺激を受けた。

冬季五輪(オリンピック)男子2連覇の羽生結弦(26=ANA)からは「頑張ってね」と声をかけられたという。ほかの選手からも「4回転トーループ成功、すごいね」など話しかけられたか聞かれると「話しかけていただいた気がします」と笑顔で思い出した。初成功の反響としては「お母さんの話なんですけど、会えなくなってしまっていた友達から連絡がきたそうです」と初々しかった。

来季の目標は「全日本ノービス(選手権)で優勝して、全日本ジュニアに出て4回転を2本(トーループ)決めたいです」とブレていない。練習では「5本中2、3本」という成功率。来季以降に向けては4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)に加え、高難度の4回転ルッツの練習を「少し」始めている。

この春から中学生になった将来の五輪メダル候補だが、フィギュア以外にしたいことは「特にないです…」と笑顔。スケートだけに集中していく。【木下淳】

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加