【玉ノ井親方 視点】朝乃山は正面から当たってくる相手にどう右を差すか まだ優勝争いに絡める

【玉ノ井親方 視点】朝乃山は正面から当たってくる相手にどう右を差すか まだ優勝争いに絡める

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  • 更新日:2021/01/14

序盤戦は大関陣の元気のなさが目についたが、今場所初めて3人がそろって白星を挙げた。

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<初場所5日目>寄り切りで栃ノ心を破る朝乃山 (撮影・白鳥 佳樹)

朝乃山は立ち合いで、栃ノ心が左に動きながら張ってきたところを、よく見て素早く右を差した。そのまま一気に前に出てあっさり勝負を決めた。しっかり相手に当たれていたし、すぐにまわしを取れたのも良かった。朝乃山の相撲は、立ち合いで当たった後に右を差して踏み込めるかがポイント。栃ノ心戦はスンナリ前に出られたが、正面から当たってくる相手にどう右を差して、上手を取れるかが重要になる。そこまでの流れ次第で展開は変わってしまう。しかし、今日のような流れの相撲を取れれば、まだ2敗だから、十分優勝争いに絡んでいけるはずだ。

正代は宝富士に左四つになられて押し込まれた。一瞬ヒヤッとしたと思うが、上手を許していなかったため、下手で振って態勢を立て直し前に出た。勝つには勝ったが、休場明けということもあって、体の反応が良くない。先場所と比べると腰が高い。それは朝乃山にも言えるが、正代は棒立ちに近い。ただ、それが正代の相撲といえばそうなのだが、いつもとは違う形に見える。

貴景勝は新鋭の琴勝峰の挑戦を突き落としで退けた。しかし、体の動きはまだ良くない。今場所は体が大きくなりすぎて、動きが遅くなった感じがする。自分もそういう経験があるが、体が大きくなった時に動きがにぶくなった。体が大きくなっても、以前と同じように動くことができれば、白星もついてくるはずなのだが。

あすの6日目の相手は今場所、元気な阿武咲だ。琴勝峰戦のように立ち合いでちょっと当たって、左からいなすというのは通用しない。そこは阿武咲も当然読んでくる。当たった後に、どんどん前に出て突き放していくことが大事だ。今場所は前に出ても押されるパターンが多い。それで態勢を崩し、はたかれて負けている。とにかく前に出て攻め続けることだ。もし黒星を喫してしまうようだと、本当に厳しく、苦しくなる。(元大関・栃東)

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