「100円分我慢した」ではなく「100円儲かった!」 ハッピーな“節約”メンタルの作り方をパックンに聞く

「100円分我慢した」ではなく「100円儲かった!」 ハッピーな“節約”メンタルの作り方をパックンに聞く

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  • 更新日:2022/11/25
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パトリック・ハーランさん

「生活保護」の状態から、奨学金や借金でハーバード大学に進学したパトリック・ハーラン(パックン)。現在では東京都心に邸宅を構え、お金に悩まされずに、家族と楽しく過ごしています。この大逆転の理由を、パックンは「お金を育てる方法」を知っていたから、と語ります。最新刊『パックン式 お金の育て方』では、誰にでもマネできるお金との付き合い方を紹介しています。過酷な貧乏生活を乗り切ったパックンだからこそ知る「節約の重要さ」とは? 今あるお金を確実に守り抜くパックン式のメソッドを、本書から一部を抜粋・再編して大公開します。

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■節約が一番確実な「儲け方」!?

ジョニー・デップはかなりの浪費家として知られています。毎月ワイン代に3万ドル使ったり、遺言に従って友達の遺灰を大砲から吹っ飛ばすために500万ドルを使ったりして、数億ドル分の資産を(まるで遺灰のように?)吹っ飛ばしたエピソードは、アメリカでは有名な話です。

日本の芸能人でも、大ブレイクしたのに数年後にお金がまったくなくなっている人がいます。その理由は、高級車やブランド品にお金を使いまくっていたり、怪しい投資話に引っかかったりとさまざまです。

なんてもったいない! 僕に相談してくれれば良かったのに。

「節約なんてまわりくどい」と思っている人は、「節約こそが一番確実な儲け方」だと今すぐに考え直しましょう。英語のことわざに、「A penny saved is a penny earned.(1円の節約は1円の儲け)」というものがありますが、今でも僕はこの精神で、いかにお金を節約するかを考えています。

たとえばタクシーに乗ると往復1000円かかるとしても、もし自転車で移動することができれば、1000円の節約になりますよね。

カフェラテを3杯我慢しても1000円くらいの節約になります。これは1000円儲けたのと同じですよ。

やってみると分かるかもしれないけど、投資をして1000円分儲けるのは、結構大変。

でも、コーヒーをちょっと我慢するくらいで、1000円儲けられるならすごくお得だと思いませんか?

やってみるとわかるけど、自分で働いて1000円稼ぐのは結構大変です。

手取りで考えると、コンビニのバイトで1時間以上働かなければもらえない。だけどタクシーを自転車にすれば、同じ儲けを得られます。しかも、いい運動にもなるしね。

100円を節約したら、「100円分我慢した」ではなく、「100円儲かった!」と考えよう。

そのほうが、きっとハッピーになれるよ!

■投資をする前に、絶対確保しておくべきお金

お金を育てるための投資はとても大事なので、できるだけ早く始めたほうがいいです。

でも僕は、どんな人に対しても「今すぐ始めて!」と言いたいわけではありません。

まずは、投資をする前に、「そのうち資金」と「エマージェンシー(緊急事態)資金」という2つのお金を用意してほしいです。

僕はこの2つの資金を備えておけば、とりあえず「いきなりお金にすごく困る」という状況にはならないかな、と思っています。

そして、これらのお金を貯めるには、やっぱり節約をしなくてはいけません。

「そのうち資金」というのは、明日の電車賃や、来月の家賃、来学期の子どもの学費、来夏に挙げる予定の結婚式(おめでとう!)、次の秋に挙げる予定の離婚式(残念!)などのためのお金。

つまり、そのうち使う予定があるお金のことです。

目の前に迫っている支払いがあるなら、そのお金はきちんと取っておかなくてはいけません。そうしないと確実に困ってしまうからね。

次に「エマージェンシー資金」は、「仕事を失った!」「大病をした!」「自然災害にあった!」「息子がスマホを便器に放り込んだ!(僕の実体験)」などの万が一の事態に備えるためのお金です。

こういうピンチのときにお金がないと、とっても大変。

エマージェンシー資金として必要な金額は、人によって違うかもしれません。

保険に入っているかどうかによっても、必要な備えは変わるはず。(保険についても、実は『パックン式 お金の育て方』では説明をしてあります。僕はけっこう保険に対してシビアに考えているよ。)

また、ライフスタイルによって、エマージェンシー資金の必要額は大きく変わるので、自分の生活費を洗い出して考えてみてください。

実家で暮らしたり、お堅い企業に勤めたりしている人なら、エマージェンシー資金をちょっと少なく見積もってもいいかもしれない。

だけど、地元から離れて不安定な仕事をしている人は多めに貯めておくべき。

外国で暮らして芸能人をやっている人は……、人生を考え直しましょう!

このあたりのことも『パックン式 お金の育て方』では、さらに詳しく書いておきました。

もし続きが気になった人がいたら、ぜひ読んでみてね。

(構成/増田侑真)

パックン
本名:パトリック・ハーラン。芸人・東京工業大学非常勤講師。
1970年11月14日生まれ。アメリカ・コロラド州出身。93年ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。97年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。NHK「英語でしゃべらナイト」「爆笑オンエアバトル」をはじめ、多くのテレビ番組に出演し、注目を集める。「AbemaPrime」でアンカー、「報道1930」でコメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。2012年10月より池上彰氏の推薦で東京工業大学の非常勤講師に就任。コミュニケーションと国際関係についての講義も行っている。二児のパパ。
25年以上の投資歴があり、金融教育の講師として全国各地で講演会も行っている。
最新刊の『お金の育て方』では、「生活保護」状態から「お金持ち」になるまでに身につけた、誰にでもマネできる、お金との付き合い方を詰め込んだ。

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