
松原耕二氏
キャスターの松原耕二氏が19日、TBS系「サンデーモーニング」に生出演。高市早苗氏の行政文書問題について、意見を述べた。
立憲民主党の小西洋之参院議員は、2014~15年の内部文書を公表。文書には、放送法が定める政治的公平の解釈について、礒崎陽輔首相補佐官(当時)と総務省が交わしたやり取りが記載されていた。
8日の参院予算委員会で、高市経済安全保障担当大臣は、自身に関する4枚の文書について「捏造だ」と主張した。
松原氏は「今回、これはいい機会と捉えるべきじゃないかと思い始めた。政治家の人もメディアで働いている人間も、これまでどれだけ放送法について真剣に考えたことがあっただろうか」と指摘し、「政治家の中には、放送法は要するに放送局をこらしめる道具だと思っているような言動をする人も少なくない」と話した。
放送法については「放送局の自立、自由を保障するもの。もっと言うと、欧米は独立機関が放送局を監督する。つまり政府が介入できないシステムになっている。ただ日本は、メディアのチェックを受けるべき政府が直接、規制監督をする。今回のような問題が起きやすいシステムになっている」と述べた。
東スポWEB