やっと「よし、これは捨てよう!」と重い腰を上げて片づけをはじめたのに、いざとなると捨て方がわからなかったり、面倒だったり。結局気分が下がって何となく家に置かれているもの、ありませんか?
せっかくならば、捨てる気になったその日のうちに、回収をしてくれる状態にまでしちゃいましょう!今回は整理収納アドバイザーの中山真由美さんの監修をしていただき、処分に迷うTOP5をご紹介します!
ちなみに最近は、自治体に問い合わせると、捨て方を教えてくれることも。便利なアプリから、自分の住む街のゴミ処理の方法がわかることもありますよ!
※自治体のごみ処理情報を必ず確認してから行いましょう。
No.1:使い切っていない香水

使い切っていない香水 / 撮影/三佐和隆士
1年以上使っていない香水は、処分を検討して。スプレーと瓶が金属で固定されているものは、ニッパーで切り込みを入れ、ペンチで剥がすように開けます。中の液体はティッシュなどペーパー類を入れたビニール袋に注いで。匂いが充満するので作業は外で行いましょう。部品類は不燃ゴミ、中身を吸わせた袋は可燃ゴミに、ボトルは資源ごみとして回収してもらいましょう。
No.2:お守りや縫いぐるみ

縫いぐるみ / 撮影/三佐和隆士

お守り / 撮影/三佐和隆士
お守りのご利益は基本的には1年。それでも捨てるタイミングを逃して家にある人も多いはず。縫いぐるみも、そのまま捨てるのは気が引けると、長年溜め込んでいる人も。お焚き上げや人形供養ができればいいですが、すぐに難しい場合は塩で清めるなどしてものへの感謝を表し、袋に入れて外から見えないようにして処分を。
No.3:ワイヤやホック付きの下着
ワイヤやホックなどの金属部分はハサミなどを使って取り外します。外から見えないように紙袋などに入れてから可燃ゴミへ。取り外したワイヤやホックは不燃ゴミ、もしくは地域の分別方法を確認しましょう!
No.4:中身が固まって使えないマニキュア

中身が固まって使えないマニキュア / 撮影/三佐和隆士
マニキュアは地域によって容器ごと不燃ゴミに出せる場合があります。「そのまま出せない場合は、必ず中身を出します。固まって出てこなければ除光液を入れ、綿棒で混ぜると出てきます。
No.5:充電用などのコード類
昔使っていた携帯電話の充電器や家電製品のコードなどが、溜まっていませんか?「必要なものは、今使っている機器のもの。何のコードか分からないもの、1年以上使っていないものは、この先なくても困りません。不燃ゴミか小型家電回収など、地域の分別方法に従って、処分しましょう」
いかがでしょうか? いつか時間ができたらまとめて整理しよう!と思って放置しているものがある人は、まずは捨て方をチェックして、スムーズに処分できるような下準備を。
“捨てにくい”を克服すれば、するすると不用品を処分しやすくなるはずです。さぁスタートです!
教えてくれた人▷中山真由美さん

整理収納アドバイザー中山真由美さん / 撮影/三佐和隆士
整理収納アドバイザー。リッタスタンツァ主宰。もともと片づけが苦手だった経験もあり、ものを捨てるだけでなく、頻度に合わせた配置などの工夫で、すっきり使いやすくする方法を提案。
撮影/三佐和隆士
取材/レタスクラブ編集部T