進化の秘密は「緩急」にあり! スターコンテンダー2冠の早田ひなをDEEP解説【卓球ジャパン!】

進化の秘密は「緩急」にあり! スターコンテンダー2冠の早田ひなをDEEP解説【卓球ジャパン!】

  • テレビ東京卓球NEWS
  • 更新日:2021/10/22
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10月9日放送の「卓球ジャパン!」は、先月行われたWTTスターコンテンダー・ドーハで、2種目制覇を達成した早田ひな(日本生命)を特集。

大逆転劇となった女子シングルス準決勝、そして優勝を決めた決勝を見ながら、早田の成長ぶりをDEEPに分析した。

東京オリンピックは代表の座を逃し、リザーブ選手として参加。

その悔しさをバネに、世界卓球2021日本代表選考合宿は1位通過で代表権を獲得すると、9月20〜25日に行われた、五輪後初となる国際大会、WTTスターコンテンダー・ドーハでは女子シングルスとミックスダブルスで優勝を果たした。

女子シングルスはオールストレートで準決勝に進出し、韓国のエース、チョン・ジヒと対戦。過去の対戦成績は1勝2敗で負け越している難敵だ。

試合の序盤、「(チョン・ジヒは)コントロールが巧い」というMC平野早矢香の言葉どおり、相手の巧みなコース取りに苦しめられた早田。

第1、第2ゲームを落とすと、続く第3ゲームも相手の丁寧な台上プレーを前に強打が影を潜める。

「ちょっとストレスが溜まっているような表情......」と、以前から"早田推し"を公言しているMC武井壮も心配そうに見つめる中、第3ゲームも奪われ、ゲームカウント0-3と崖っぷりに追い詰められた。

しかし、ここから怒涛の逆転劇が繰り広げられていく。

第4ゲーム開始直後の1本目、3球目攻撃で得点した早田のプレーに平野は注目した。

フォアサイドから巻き込みサーブを出し、ツッツキに対して、速いドライブではなく、あえて少し高めのバックドライブでコートの深くへ返球し、相手のブロックはオーバーミス。このようなしっかり溜めを作って打つ回転系のドライブを増やしたことが逆転のきっかけになったと平野は分析。

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MC平野早矢香 BSテレ東 卓球ジャパン!

ラリーに強いチョン・ジヒに対して、わざとゆっくりのボールでリズムを崩しにかかったのだ。溜めを作ることで、相手としても強くいくか、弱くいくか一瞬迷いが出て、その結果、早田の本来の武器であるスピードボールも効果を発揮するようになる。

奥深い"緩急"戦術を知り、「山本由伸(オリックス・バファローズ)のチェンジアップですよね!」と野球選手で例えた武井壮。5-8での早田のスピードドライブを見た時は、「完全に由伸じゃん! チェンジアップの後の内角まっすぐストーンで"ハグゥッ!!"てなっちゃうやつ!」と大興奮。

卓球人にはなかなか伝わりづらい例えだが、とにかく早田の戦術転換は素晴らしかった。

そのまま3ゲームを連取し、最終第7ゲームも9-3とリード。最後はロングサーブで相手のレシーブミスを誘って勝利。サーブにも成長が見られ、早田の多彩なフォームを見て「伊藤(美誠)選手を思い出す」と平野も感心するほど。

一方のチョン・ジヒはまさかの逆転負けに大号泣。そんな姿を見て「ちょっとかわいそう......大丈夫?ってスイーツでもあげたい」と謎の労りを見せる武井であった。

続く決勝戦の相手は、香港のエース、杜凱琹。世界ランクは27位の早田よりも格上の15位で、東京オリンピックでは銅メダルを獲得している実力者だ。

第1、2ゲームを連取した早田だが、第3ゲームは序盤でミスが重なり、0-6と苦しいスタート。しかし、ここで簡単に負けないのが、"NEW早田ひな"だ。

次に平野が注目したのはブロック。

「今までは全部振りにいっていたが、難しいボールには1本ブロックして、位置を変えて次で攻めている」(平野)

パワフルなドライブが武器だが、だからと言って攻撃一辺倒にはならず、ブロックも織り交ぜることでラリーの安定性が向上。なおかつ相手のタイミングを崩すことにもつながった。

結局逆転で第3ゲームを奪った早田は、第4ゲームこそ落としたものの、第5ゲームも攻めのプレーを見せて優勝を果たした。

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早田ひな BSテレ東 卓球ジャパン!

「ボールに対してバックスイングがきっちり合っている。以前は、もう少し振り回しているように見えたけど、今は打つ前にボールに合わせることができているし、だからブロックも、ドライブもできる」と早田の進化を分析した平野。

「深い! さすが、卓球詳しいですね」という武井の失礼なコメントに、「私、そこらへんのおばちゃんじゃないですからね!」とツッコミを入れる場面も(笑)。

2冠に輝いた早田の勢いは止まらず、翌週のアジア選手権でも女子団体、女子シングルス、混合ダブルスを制して、アジア3冠王となった。

「すごく楽しみなんですよ。強打を打てる早田選手が総合力も上がって、世界卓球でどれくらい通用するんだろうと」(武井)

武井も大注目の世界卓球2021は、11月23日からスタートする。

まさに飛ぶ鳥落とす勢いの早田ひなは、アメリカでどんな飛躍を見せてくれるのだろうか。

次回(10月16日)は、WTTスターコンテンダー ・ドーハのミックスダブルスで優勝した戸上隼輔/早田ひなペアを、世界卓球ミックスダブルス金メダリストの吉村真晴がDEEP解説。お見逃しなく!

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

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