
優勝を決めガッツポーズを見せる青木瀬令奈
「女子ゴルフ・Tポイント×ENEOS・最終日」(19日、鹿児島高牧CC=パー72)
4打差の2位から出た青木瀬令奈(30)=リシャール・ミル=が8バーディー、ボギーなしの64で回り、大会レコードの通算17アンダーで逆転優勝を飾った。昨年7月の資生堂レディース以来の4勝目。
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音楽一家に生まれ、名前の由来は音楽ジャンルのひとつである「セレナーデ」。そんな青木は意外にも、最近は毎日ヒップホップアーティストのAK-69の曲を聞いてトレーニングに励んでいる。
「トレーニングをするときだったり、覚悟を決めるために。(歌詞が)『後ろ指をさされても前しか見ない』。そんなような内容のものばかり聞いてます」と、大西コーチは笑顔で明かす。
元々ファンで1カ月前に会食をする機会があったという。以降、親交を深めたこともあり、「より歌詞についての話を伺ったりして励みになっている」(同コーチ)。ヒップホップのポジティブな言葉が、青木の力につながっている。(デイリースポーツ・ゴルフ担当・中谷大志)