3月の定時到着率、日本勢が首位逃す グローバル1位はアズール、英Cirium調査

3月の定時到着率、日本勢が首位逃す グローバル1位はアズール、英Cirium調査

  • Aviation Wire
  • 更新日:2022/05/14

英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した、2022年3月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門の首位はアズール・ブラジル航空(AZU/AD)だった。2位に日本航空(JAL/JL、9201)、3位に全日本空輸(ANA/NH)がランクインし好調だったものの、「LCC部門」を含め、全世界カテゴリーで日本勢の首位獲得はならなかった。

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3月の定時到着率が好調だったものの首位を逃した日系航空各社=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

航空会社別のデータでは、便数や提供座席など運航規模の大きな会社を示す「グローバル」のほか「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計し、定刻に対して15分未満の遅延を「定時到着」と定義。さらに中東・アフリカ以外の4地域では航空会社を「メインライン」と「ネットワーク」に分別し、グループ航空会社のうち、中核となる社が運航するものを「メインライン」、中核社のほかグループ航空会社の運航便を含めたものを「ネットワーク」と分類している。

このほか単一機材で運航している航空会社など、LCC(低コスト航空会社)各社を中心として「LCC」に分類。LCCの区分は、国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)のカテゴリーに準拠した。

—記事の概要—
・グローバル
・アジア太平洋
・北米
・欧州
・中南米
・中東・アフリカ
・LCC

グローバル

全世界の航空会社を対象にした「グローバル」では、中核社を対象とした「メインライン」部門でアズールが1位を獲得。定時到着率は92.73%、運航便数は2万2955便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は99.06%だった。2位はJALで、定時到着率が90.63%だった。3位はANAで、定時到着率は90.48%だった。

グループ航空会社の運航便を含めた「ネットワーク部門」は、スペインのイベリア航空(IBE/IB)が首位。定時到着率は92.61%、運航便数は1万1732便、コンプリーションファクターは99.32%だった。2位はアズールで92.05%、3位はJALグループで91.70%だった。

アジア太平洋

アジア太平洋のメインライン部門は、中国の深セン航空(CSZ/ZH)が1位を獲得。定時到着率は95.72%、運航便数は1万7211便、コンプリーションファクターは45.36%だった。2位は海南航空(CHH/HU)で定時到着率は94.77%、3位は長龍航空(CDC/GJ)で定時到着率は94.56%だった。上位3社は中国の航空会社が独占した。

グループ航空会社の運航便を含めた「ネットワーク部門」は、JALグループ(91.70%)が首位。運航便数は1万9177便、コンプリーションファクターは98.75%で、日本勢としては唯一の首位となった。2位はANAグループで定時到着率は91.63%だった。3位は中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)で定時到着率は91.11%だった。

北米

北米のメインライン部門は、アラスカ航空(ASA/AS)が1位を獲得。定時到着率は83.25%、運航便数は2万283便、コンプリーションファクターは98.86%だった。2位はアメリカン航空(AAL/AA)で、定時到着率が81.93%だった。3位はデルタ航空(DAL/DL)で、定時到着率は81.73%だった。

ネットワーク部門もアラスカ航空が首位。定時到着率は84.56%、運航便数は3万3481便、コンプリーションファクターは98.86%だった。2位はアメリカン航空で定時到着率は82.80%、3位はデルタ航空で定時到着率は82.63%だった。

欧州

欧州のメインライン部門は、イタリアのITAエアウェイズ(ITY/AZ)が1位を獲得。定時到着率は95.26%、運航便数は5615便、コンプリーションファクターは99.57%だった。2位は独ユーロウイングス(EWG/EW)で、定時到着率が93.98%だった。3位はオーストリア航空(AUA/OS)で、定時到着率が93.83%だった。

ネットワーク部門もITAが首位。定時到着率は95.27%、運航便数は5639便、コンプリーションファクターは99.57%だった。2位はスペインのブエリング航空(VLG/VY)で定時到着率が93.53%、3位はユーロウイングスで定時到着率が93.43%だった。

中南米

中南米のメインライン部門は、アズールが1位を獲得。定時到着率は92.73%、運航便数は2万2955便、コンプリーションファクターは99.06%だった。2位はチリのスカイ・エアライン(SKU/H2)で、定時到着率が91.62%だった。3位はパナマのコパ航空(CMP/CM)で、定時到着率が90.68%だった。

ネットワーク部門もアズールが首位。定時到着率は92.05%、運航便数は2万4525便、コンプリーションファクターは98.54%だった。2位はスカイ・エアラインで定時到着率が90.71%、3位はコロンビアのアビアンカ航空(AVA/AV)で定時到着率が83.12%だった。

中東・アフリカ

中東・アフリカのメインライン部門は、南アフリカのサフエアー(SFR/FA)が1位を獲得。定時到着率は96.21%、運航便数は3068便、コンプリーションファクターは100.00%だった。2位はロイヤル・ヨルダン航空(RJA/RJ)で、定時到着率が91.90%だった。3位はエチオピア航空(ETH/ET)で、定時到着率が86.61%だった。

LCC

LCC部門の1位はタイ・エアアジア(AIQ/FD)で、定時到着率は97.01%、運航便数は3862便、コンプリーションファクターは93.22%だった。2位はサフエアーで定時到着率が96.21%、3位はスターフライヤー(SFJ/7G、9206)で定時到着率が96.11%だった。スターフライヤーはLCCではないが、ICAOのカテゴリー分けではLCCに区分される。

Yusuke KOHASE

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