決勝タイブレークに泣いた木更津総合、自己改革の日々に主将悔いなし/千葉

決勝タイブレークに泣いた木更津総合、自己改革の日々に主将悔いなし/千葉

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/07/23
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木更津総合対専大松戸 4回裏専大松戸無死一塁、石井の打球に飛び付く木更津総合山中(撮影・浅見桂子)

<高校野球千葉大会:専大松戸10ー6木更津総合◇21日◇決勝◇ZOZOマリンスタジアム

木更津総合は、18年以来の甲子園出場をかけて戦った決勝戦だったが、延長13回、タイブレークで力尽きた。

4番で主将としてチームを引っ張った山中海斗内野手(3年)は、6打数1安打で「チャンスに1本が打てなかった。悔しい」と唇をかんだ。

主将として、春から成長の日々だった。春の県大会は3回戦で敗退。直後のミーティングで「夏までチームが変わるために、主将を交代した方がいいのでは?」と、チームメートから厳しい意見が飛んだ。山中は、もともと人前で話すことが苦手でおとなしい性格。ピンチでも声が出ない。チームメートからの厳しい意見に、反論ができなかった。「これを期に、自分は絶対に変わる」。そう心に決め、全員の前で「もう1回、主将をやらせて欲しい」と宣言した。

翌日から、自己改革が始まった。打撃練習では常にバックネット裏に1人で立ち、声を出した。チームの野球に取り組む姿勢も一から見直し、全力疾走とあいさつを徹底。朝8時から30分間、チームで学校の正門に立ち一般生徒にあいさつした。「最初は恥ずかしかったけど、人前で声を出すことに慣れていきました。監督からも、いつか成果が表れるぞ、と言われて。少しずつ自信がつきました」。おとなしかった性格が、少しずつ積極的に変わっていった。

この夏は、ピンチに二塁から大きな声をかけ支えた。攻撃では4番を打ち、積極的な打撃でチームを引っ張った。「春からの取り組みで、自分は変わることができました」。チームの大黒柱に成長した。

優勝にはあと1歩届かなかった。試合には負けたが、この2年半の高校野球に悔いはない。「チームのことを真剣に考え、力を合わせたからここまで来られた。みんなには、自分について来てくれてありがとうと言いたいです」。真っ赤に腫らした目で、力強く話した。【保坂淑子】

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