【府中牝馬S】直近3年連続で上がり勝負の決着 狙いはOP慣れしたスマートリアン

【府中牝馬S】直近3年連続で上がり勝負の決着 狙いはOP慣れしたスマートリアン

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  • 更新日:2021/10/14
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10月東京の芝は速い上がりが必須

秋華賞の前日土曜に古馬牝馬の重賞・府中牝馬Sが行われる。エリザベス女王杯やマイルCSに向けた前哨戦として注目が集まるところだ。早速過去傾向を見てみると、過去10年で良馬場であったのが半数の5回。4回は稍重で1回は重であった。

秋雨の時期でもあり、雨が降るのかどうかは直前まで見極めなければならない。今年も週間予報を見ると「微妙」といった感じだ。だが、東京秋競馬の2、3週目に開催される同重賞において芝の状態は例年おおむね良く、稍重程度では時計は掛からないし、展開傾向に影響はなさそうだ。例外は重だった昨年で、時計も例年より1~2秒遅い1.48.5という決着だった。馬場状態については今年も直前まで慎重に見極めたいところである。

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とはいえ芝の状態は良いほうなので、東京芝1800mらしく上がり決着が基本線だ。上がりトップの馬が過去10年で4勝しており、直近3年の優勝馬は全て上がり1位を記録。最近の芝コース管理の良さが結果に出ている。それ以前は上がり最速でも届かず、というレースも多く前残りも多少ある重賞だった。しかし、「今の芝」ならとにかく速い上がりを使える馬を選ぶとよさそうだ。

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また、特徴的なのは上がり馬の苦戦である。これも過去10年で前走が条件戦だった馬は【1-0-1-22】とかなり分が悪い。馬券になったのは2017年のクロコスミア(逃げて1着)と、2013年のスイートサルサ(先行して3着)だけであり、直近3年では結果が出ていない。オープンのペースについていってから速い上がりを出さねばならず、さらに最近の良い芝ではより苦戦傾向で、今年はアカイイトが垂水Sを32.6の上がりで勝って出走してくるが、少頭数でスロー寄りだったレース。今回のレベルになるとちょっと...というのが結論だ。

予想するうえで気を付けたい点がもう一点、前走成績が全くアテにならないということだ。前走5着以下でも【3-3-3-62】である程度は馬券に絡んでいる。理由としては夏競馬を休んだ馬から夏を使ってきた馬までローテがさまざまなうえ、牝馬限定戦という特殊性もあいまって「直近どうだったか」よりも「今、持っている能力が出せるか」のほうが大事なのではと思われる。そのため、新聞の馬柱を見て前走どうだったかを考えるのはあまり有効ではない重賞で、事前予想するならば、過去全体をチェックする必要があるだろう。

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上がり能力で考えれば阪神牝馬S組が中心も

速い上がりを使える力で考えるなら、4月の阪神牝馬Sの1、2着馬であるデゼルとマジックキャッスルがそれぞれ繰り出した32.5と32.4の上がり能力を中心視するのが安定だろう。

ヴィクトリアマイル出走馬で最先着だった6着のシゲルピンクダイヤだが、上がり33.2で2位タイの時点で、1枚下のヒモ候補に考えたい。

逆転候補ならばスマートリアンだろう。まだオープン勝ちはないが、前走京成杯AHで僅差の4着。道中先行していたが、もう少し脚を溜めやすい東京なら前走以上の結果も期待できる。4走前に3勝クラスを突破したときは、阪神芝1600mで32.3の上がりを繰り出している。その後オープンで2、2、4着と僅差の競馬を繰り返しており、東京でなら今まで以上に弾け、逆転の可能性もある。

<ライタープロフィール>
佐藤永記
20代を公営ギャンブラーとして過ごし、30歳から公営競技の解説配信活動を開始。競馬を始め多くの公営競技ファンに各競技の面白さや予想の楽しみを伝えている。現在はYoutubeで配信活動を続けながらライターとして公営競技の垣根を超えて各所で執筆中。

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