マーケティング用語としてよく使われる「マインドシェア」とはどんな意味?

マーケティング用語としてよく使われる「マインドシェア」とはどんな意味?

  • @DIME
  • 更新日:2021/04/07
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マーケティングの世界では有名な「マインドシェア」。市場が飽和状態と言われる現代において、マインドシェアを重要視する企業が増えている。では、そもそもマインドシェアとはどのような意味で、なぜ重要なのだろうか。

本記事では、マインドシェアの意味をわかりやすく解説した上で、マインドシェアを高める方法、関りの深い「ハートシェア」についても紹介する。また、「恋愛におけるマインドシェア」についても併せて紹介したい。

マインドシェアとは?

マインドシェア(Mind share:顧客認知度)とは、顧客や消費者の心の中に占めるブランドの占有率のこと。それぞれの顧客がある商品やサービスを思い浮かべた時に、それと関連して思い浮かぶ企業ブランドや商品ブランドの割合を示す。

例えば、「国産車のメーカーといえば〇〇」「コンビニといえば〇〇」「缶コーヒーといえば〇〇」「スマートフォンといえば〇〇」「テーマパークといえば〇〇」など、潜在的に顧客の心の中に浮かぶブランドやメーカーのことだ。一般的にマインドシェアが高いブランドは、そのジャンルにおいて「有名ブランド」と位置付けられていることが多い。

マインドシェアの重要性

マインドシェアは、売上げに大きな影響を与える。現代では一つの商品、一つのサービスに対して、複数の選択肢が存在するため、顧客や消費者は、常に複数の選択肢から自分の希望に合ったものを選択するが、その際に大切なのが「信頼」や「安心」。安心を得るためには「そのブランド自体を知っていること」が大前提になる。

その業界でのマインドシェアが一位であることは、そのブランドが市場における強固な基盤を持っていることを意味する。マインドシェアは、特定の市場で高いシェアを占めることや、価格プレミアム効果に繋がりやすくなるため重要だと言える。

マインドシェアを高めるためには?

マインドシェアを高めるためには、企業が「継続して存在や情報を知らせる力」が必要。人間はもともと、目にする回数が多いものに対して好感を持ちやすい。心理学で「ザイオンスの熟知性の法則」と呼ばれるこの手法は、広告やメディアの分野で広く活用されている。

例えば、チェーン展開している店舗ついて考えてみよう。あらゆる場所に存在する店舗のロゴを統一して、消費者に同じロゴを何度も目にさせることは、その店舗がいつでも近くにあるような感覚を覚えさせ、消費者に安心感をもたらすことができる。それに加え、テレビCMやネット広告、ポスティングなどの宣伝のほか、定期的な情報配信サービスなどを行うなど、マインドシェアを高めるためには「顧客や消費者にとって常に身近でいること」「さまざまな術を使って消費者を飽きさせないこと」の2点が欠かせない。

マインドシェアと関わりが深い「ハートシェア」とは?

ハートシェアとは、顧客や消費者が商品やサービスを購入しようとするとき「買いたいブランド」として挙げられる割合のこと。わかりやすく言うと、「ブランドの好感度」のことだ。

必ずしもハートシェアとマインドシェアの高さは比例しない。ハートシェアが高いのは、顧客や消費者一人ひとりから信頼度が高いということ。今までにそのブランドを利用したことがない人にとっても、憧れのブランド、憧れのメーカーとして挙げられるのが、ハートシェアの高い企業だと言える。

恋愛におけるマインドシェアとは?

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恋愛におけるマインドシェアとは、「脳内占拠率」のことを指す。わかりやすく言うと「脳内の何パーセントで相手のことを考えているか」を示す割合。思いを寄せている相手と関係を進展させたい場合、まずは相手の脳内を自分で埋めることを考えることが大切だ。

ちなみに、一般的に「恋愛をしている」と認識するためには、その人のマインドシェアの6~8割を占める必要があると言われている。自分がいないところでも、「そういえば、あの人〇〇が好きって言っていたな」「今頃何しているかな」と、思い出してくれるポイントが増えれば、マインドシェアが高まっている証拠とも言えるかもしれない。

マインドシェアを奪うテクニック

では、恋愛において意中の人のマインドシェアを奪うためには、どうすれば良いのだろうか。具合的な方法を見てみよう。

・あえて完了させない

恋愛のマインドシェアを奪うためには、物事を中途半場にして、あえて完了させないことが大切。心理学効果の一つ「ザイガルニック効果」では、「完了していないことは頭に浮かびがちになる」と定義されている。本来、中断されてしまって完了できない情報は、脳が忘れようとするもの。しかし、忘れようとするたびに記憶を掘り起こすことになるため、その結果何度も思い出して意識してしまうというメカニズムだ。

例えば、「この日に2人で食事に行こう」と約束すると、“食事に行く”というタスクが完了するまでは、約束した相手のことが頭に浮かびやすくなる。さらに、その場で物の貸し借りをした場合、借りた物を返すまで、相手のことを思い出しやすくなる。恋愛におけるマインドシェアを奪うためには、「その場で完了させずに、あえて続きを作ること」が効果的だ。

・「好意の返報性」を上手く利用する

恋愛におけるマインドシェアを高めるためには、相手に好意があることを上手にアプローチすると良いだろう。「好意の返報性」とは、恋愛心理学を使った効果的なアプローチ方法の一つで、「好意を与えられると、つい返したくなる」気持ちのことを言う。誰しも「プレゼントを貰ったら、何かお返しをしたくなる」「食事をご馳走してくれたら、代わりにカフェ代を出したくなる」という気持ちになったことがあるはず。

この法則では「あえて好意に気付いてもらうこと」が大切。「〇〇さんって本当にかっこいい(かわいい)ですね」と相手のことをストレートに褒めたり、故意的に相手と目を合わせる回数を増やしたり、さりげないボディタッチを取り入れたり。こちらの気持ちを上手にアピールして、「もしかして私のことが好きなのかな?」と思わせる。相手が好意に気付いてくれた場合は、少なからずこちらの存在を意識し始めるはず。

文/oki

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