パレスチナ自治区ガザ地区のシファ病院から避難してきた未熟児＝２０日/Hatem Khaled/Reuters
（ＣＮＮ） パレスチナ自治区ガザ地区のシファ病院から退避した未熟児を乗せた救急車が、ラファ検問所を通ってエジプトに到着した。救急車の車列は保育器を持って待機していた医療従事者に迎えられ、未熟児は保護された。
エジプト政府の当局者によると、エジプトに移送された新生児は２８人。同行していた母親４人と看護師６人は、治療のため病院２カ所に搬送されるという。
パレスチナ赤新月社が２０日にＣＮＮに明らかにしたところによると、１９日、新生児３１人がシファ病院からガザ地区南部のエミラティ病院に移送された。
２０日には、このうち２８人がエジプトに向かった。新生児１人はガザ地区で退院して両親と一時収容施設に向かい、２人はエミラティ病院の集中治療室にとどまった。
シファ病院はガザ地区で続くイスラエルの戦争の焦点となっている。
イスラエルはシファ病院がイスラム組織ハマスによって作戦の盾に利用されていると主張し、１５日遅くに病院に突入した。ハマスや病院関係者はイスラエルの主張を否定している。
