
仲間との飲食を楽しむ来店客=22日午後8時すぎ、那覇市久茂地の「さくらや」(竹尾智勇撮影)
沖縄県が「4人以下、2時間以内」の会食制限を認証店で緩和すると発表した22日、飲食店や利用客から喜びの声が上がった。一方、感染対策に取り組む非認証店は「認証店に限らず緩和してほしい」と求めた。
那覇市久茂地の「裏路地酒場アジア麺樹(いつき)」は、コロナ禍で団体客の利用がほとんどない。店主の植田大樹(だいじゅ)さん(37)は「認証店でよかった」としつつも、感染者の下げ止まりが続く状況に「周りの目を気にするお客さんもまだ多いと思う。団体客が増えてくれればいいけど」と話した。
国際通りの「琉球海鮮処湊(みなと)」は県の認証を取得していないが、消毒や換気など感染防止対策を徹底している。マネージャーの寺尾聡さん(40)は「国際通りでもようやく平日の人通りが増えてきた。感染対策はしているので、認証店に限らず制限を解除してほしい」と要望した。
「やっぱり食事はみんなで食べた方がおいしいね」と笑顔で話したのは、自営業の崎山孫功さん(70)。仕事仲間と久茂地の認証店「さくらや」を訪れた。久しぶりの会食に喜び「認証店だから安心して利用できる。頑張ってほしい」とエールを送った。
(社会部・東江郁香、普久原茜)