【螺子】何と読む?語句の意味や読み方・豆知識までご紹介

【螺子】何と読む?語句の意味や読み方・豆知識までご紹介

  • Domani
  • 更新日:2022/11/25

「螺子」という漢字を見ても、すぐに「ねじ」と読める方は少ないかもしれません。本記事では螺子について、2通りの読み方や言葉の意味、「螺」という漢字を使ったそのほかの語句についても解説していきます。

Contents

「螺子」とは?

日本における「ネジ」

「螺子」を使った慣用句

他にもある、「螺」を使った言葉

読み方が難しい「螺子」を正確に理解しよう

「螺子」とは?

「螺子」という漢字を見て、すぐには読めない方も多いのではないでしょうか。画数が多く、複雑な漢字ですが、実は読み方はとても簡単。本章では、この言葉の読み方や意味、由来などを解説していきます。複雑な漢字もスラスラと読めると、それだけであなたの印象はグッと知的なものになります。ぜひ覚えてみてくださいね。

語句の読み方

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「螺子」はそのまま読むと「らし」と読めます。「螺」は「螺旋階段(らせんかいだん)」などでも使われる漢字です。「ラ」は音読みであり、訓読みにすると「ほらがい」「にし」「つぶ」「にな」などと読みます。

また「螺」という漢字は、巻き貝の意味を持ちます。また、巻き貝のように渦巻き状のものに広く使われる漢字です。

なお「螺子」を「らし」と読んでも正解ですが、一般的には「ネジ」と読む場合が多いです。このネジとは、そのまま工作などに用いられる渦状の部品「ネジ」のことです。

「螺子」の意味

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「螺子」の意味を調べると、辞書には以下のように記載されています。

【螺子】ねじ1. 円筒や円錐の面に沿って螺旋(らせん)状の溝を切ったもの。溝を外面に切ったものを雄ねじ、それにはまり合うように内面に切ったものを雌ねじという。物を締めつけるのに用いる。2. ぜんまいを巻く装置。また、ぜんまい。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

つまり螺子とは、ネジや釘ネジのことを指しているとわかります。2つの物を締めて固定する際に使われる螺子(ネジ)ですが、漢字では「螺子」の他にも、「捩じる・捻じる」という意味から「捩子」や「捻子」と書かれることも。また「ネジ」は、動詞の「捩ず」の連用形であり、「ねぢ」と記載されることもあります。

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【豆知識】螺子を発明したのは誰?

実は螺子の起源については、明確になっていません。紀元前400年ごろにアルキタスが発明したという説と、紀元前200年ごろにペルガのアポロニウスが発明したという説があります。さらには、古代ギリシャのアルキメデスが考案した「アルキメディアン・スクリュー」が起源になったという説も。

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▲アルキメディアン・スクリュー

歴史を遡っていくと、ルネッサンス期にあたる1500年頃には、レオナルド・ダ・ビンチによって、すでにネジを使った機械装置が作られています。また1700年半ばから起きたヨーロッパの産業革命の頃には、螺子が本格的に普及していたようです。

日本における「ネジ」

日本におけるネジの歴史は、1543年まで遡ります。当時、日本に来たポルトガル人が所有する「火縄銃」に、ネジが使われていたといいます。この時期、多くの日本人がネジの開発を目指しており、ある鍛冶屋は、自身の娘をポルトガル人に嫁がせて、ネジの作成法を習得したという話も残っています。

鉄砲伝来までの日本にはネジというものはなく、また製作のために必要な工作機械などもありませんでした。そのため、ネジを作ることは、当時の日本人には大変困難な作業であり、先述の鍛冶屋の話も頷けます。

「螺子」を使った慣用句

螺子を巻く

一見するとそのまま「ネジという部品を巻く」という意味にも見えますが、だらしない態度や行動をする人物を励ましたり叱ったりすることで、気を引きしめることを指す慣用句としても使われます。例えば「後輩の態度が最近少したるんでいるから、ネジを巻いてやろう」といった言い方ができるでしょう。また自分自身の気を引き締めるときにも使える表現です。「大切なプレゼンの前だから、しっかり螺子を巻いておこう」といった具合です。

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螺子が緩む

先述した「螺子を巻く」と関連したことわざです。緊張感や気合いといった意味合いで「ネジ」を用いており、それが緩んでいる=気が緩んでいるといった意味で使われます。

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他にもある、「螺」を使った言葉

「螺子」のように「螺」という漢字が使われている語句は、他にもたくさんあります。なかには、ことわざや慣用句などにも使われており、いずれも「螺旋状」を連想させる意味となっています。そこで本記事では「螺」という漢字を使った語句を、4つご紹介します。「螺子(ねじ)」と合わせて、6つの言葉も覚えておきましょう。

田螺長者(たにしちょうじゃ)

日本に広く伝わるおとぎ話のひとつです。別名「田螺息子(たにしむすこ/つぶむすこ)」とも呼ばれています。

お話のあらすじは、子供が欲しい老夫婦が、村外れの観音様へ向け、子宝に恵まれるよう祈ったことから始まります。老夫婦の祈りは見事に届き、二人は子供を授かりました。しかし授かった子供は、人間ではなくタニシだったのです。それでも老夫婦は、大切な授かりものとして、息子のタニシを育てていくというストーリーです。

螺旋階段(らせんかいだん)

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読んで字のごとく、螺旋状(渦状)の階段のことです。上から見ると円形に見えるのが特徴で、円の中心を軸に、その周囲をぐるぐると回りながら登り降りします。素材には金属やコンクリート、木材などが使用されており、デザイン性に優れていることや機能的であることから、近年でも高い人気を誇る形状となっています。

法螺男爵(ほらだんしゃく)

1785年にドイツ人作家のラスペが出版した17編の小説の主人公です。冒険心が旺盛なミュンヒハウゼン男爵という、実在の人物が元となっています。出版当初、英語で出版されたストーリーは17編でしたが、翌年新たに13編が加えられました。

読み方が難しい「螺子」を正確に理解しよう

「螺子」という漢字は画数も多く、一見すると少々読みにくい語句となっています。しかし、読み方は意外にもシンプル。ネジは、何かを固定する際には欠かせない部品であり、日本では度々「気持ち(緊張感)」を表現する言葉としても使用されます。

「螺子が緩んでいる」「螺子を巻く」といった言葉のように、気が緩んでいる、気を引き締めるといった意味でも「螺子」という語句を使ってみてください。

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