
◆新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2023」大会 ▽「NEW JAPAN CUP 2023」準決勝・時間無制限1本勝負 〇SANADA(13分20秒 変型DDT→片エビ固め)マーク・デイビス●(19日、群馬・Gメッセ群馬、観衆1396人)
春の最強シングル決定戦「NEW JAPAN CUP 2023」(NJC)の準決勝2試合が行われた。
17日の内藤哲也戦での勝利後、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)離脱を発表。タイチらとの新ユニット・Just 5Guys入りを決めたSANADAは、この日、真っ黒に染めた髪で登場し、観客を驚かせると、“敗者復活”で勝ち上がったマーク・デイビスと対戦した。
タイチらを従え登場したSANADA。デイビスのパワフルな攻めに苦しむ場面もあったが、身体能力を生かしたスピード抜群の攻めで対抗。デイビスの必殺・ウォータースライダーをかいくぐると、最後は今大会からフィニッシュホールドにしている変型DDT(技名は現在なし)で叩きつけ、3カウントを奪った。
試合後、21日の新潟大会で行われる決勝でぶつかるデビッド・フィンレーがマネジャー役の外道と共にリングへ。外道がマイクで挑発すると、SANADAは「あさっての長岡大会での決勝戦。必ず俺が勝って、また、ここに帰ってきたいと思います」と故郷・長岡の地での初優勝を誓った。
バックステージでタイチとTAKAみちのくの祝福を受けたSANADAは「次の、あと一つ。結果を残さないと新しい景色が見えないんで、次は必ず勝ちに行きます」と4年ぶりの決勝の舞台をにらんで、きっぱり。
タイチに「その前にあれだよな。SANAやんの景色が変わっちゃったもんな。ガラッと。最初、誰か分かんなかったよ。いい男がいい男になって」と黒髪をイジられると、髪に手をやって「いい感じですか? 大丈夫ですか?」と問いかけた。
タイチに「あと一つだよ、あと一つ。新しい景色が。フィンレー? 外道と、あんなのが最後まで残ってたらひっくり返るぜ。日本中、いや世界中が。そんな景色見たくねぇだろ。俺らで必ず、新しい景色見せてやるからな」と言われ、ニヤリと笑ったSANADA。
TAKAが「あさって、SANADAが優勝して、この新日本プロレスの景色を変えるのは、俺たちただの5人組、Just 5Guys!」と絶叫。SANADAが親指を立てた手を前に出し、全員で手を合わせ、必勝を誓っていた。
◆ニュージャパンカップ歴代優勝者と準優勝者
▽第1回(2005年)
棚橋弘至、中西学
▽第2回(2006年)
ジャイアント・バーナード、永田裕志
▽第3回(2007年)
永田裕志、真壁刀義
▽第4回(2008年)
棚橋弘至、ジャイアント・バーナード
▽第5回(2009年)
後藤洋央紀、ジャイアント・バーナード
▽第6回(2010年)
後藤洋央紀、真壁刀義
▽第7回(2011年)
永田裕志、中邑真輔
▽第8回(2012年)
後藤洋央紀、棚橋弘至
▽第9回(2013年)
オカダ・カズチカ、後藤洋央紀
▽第10回(2014年)
中邑真輔、バッドラック・ファレ
▽第11回(2015年)
飯伏幸太、後藤洋央紀
▽第12回(2016年)
内藤哲也、後藤洋央紀
▽第13回(2017年)
柴田勝頼、バッドラック・ファレ
▽第14回(2018年)
ザック・セイバーJr.、棚橋弘至
▽第15回(2019年)
オカダ・カズチカ、SANADA
▽第16回(2020年)
EVIL、オカダ・カズチカ
▽第17回(2021年)
ウィル・オスプレイ、鷹木信悟
▽第17回(2022年)
ザック・セイバーJr.、内藤哲也
▽第18回(2023年)
SANADAとデビッド・フィンレーが決勝で対戦