好調な「控え組」は序列を覆せるか サッカー日本代表

好調な「控え組」は序列を覆せるか サッカー日本代表

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/09/24
No image

サッカー日本代表の(左から)堂安律、久保建英、鎌田大地=ドイツ・デュッセルドルフで2022年9月、細谷拓海撮影

サッカー男子日本代表(国際サッカー連盟=FIFA=ランキング24位)がドイツ・デュッセルドルフで行う2連戦は、ワールドカップ(W杯)カタール大会のメンバー決定前最後の強化試合となる。各選手のアピールが期待される中、とりわけ注目なのが、代表で「控え組」の立場から逆転を狙う、今季の欧州で好調な選手たちだ。

「ゲナウ!」 今に生きる日本サッカーの父クラマーさんの教え

「ピッチに立てばやれる自信はあるので。それほど前より焦っていない」

23日の米国戦(14位)を前に取材に応じた堂安律(フライブルク)は不敵に笑みを浮かべた。慣れ親しむ右サイドの攻撃的なポジションは、代表では伊東純也(スタッド・ランス)が存在感を発揮してきた。堂安はW杯アジア最終予選では一度も先発出場がなく、W杯出場を決めた3月のオーストラリア戦ではメンバーから外れた。

ただ、その鬱憤を晴らすかのように、オランダから今夏に移籍したドイツ1部のフライブルクでは輝きを放っている。高いテクニックを生かした決定力を武器に、8月6日の開幕戦で移籍後初ゴールをマークするなどして定位置を獲得。「コンディションはかなり上がっている」と自信があふれる。

鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)も同様だ。代表では「トップ下」のポジションを主戦場にしてきたが、アジア最終予選の途中から「トップ下」を置かない布陣に変更したことで居場所を失った。しかし6月の日本での強化試合で結果を出し、さらに今季は所属クラブで、7試合で4得点と好調を維持している。

代表では途中出場が多かった久保建英は今夏に加入したレアル・ソシエダードで攻撃の中心を担う。今年3月以来の代表復帰を果たした旗手怜央(セルティック)も虎視眈々(たんたん)とアピールの機会をうかがう。

結果が最優先される最終予選で、森保一監督はメンバーを固定してきた。ただ、最終テストとなる今回は「好調な選手、新たに加わってきた選手たちにできる限り、ピッチに立ってもらい、チームの融合の幅をさらに広げていけるようにしていきたい」と語り、「控え組」にも熱い視線を送る。

昨冬に欧州移籍を果たし、今季は欧州チャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦などで持ち味を発揮している旗手は言う。「最後の合宿になる。自分の持っているものを出せれば」。代表での序列を覆し、定位置をつかめるか。

日本は国際親善試合のキリンチャレンジカップとして、23日に米国と対戦。27日はエクアドル(44位)と顔を合わせる。【デュッセルドルフ細谷拓海】

毎日新聞

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加