凍った池に落ちた妹を救った10歳男児、身体を張り水面に押し上げて自ら犠牲に(米)

凍った池に落ちた妹を救った10歳男児、身体を張り水面に押し上げて自ら犠牲に(米)

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  • 更新日:2021/02/21
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記録的な寒波に襲われている米南部の町で今月14日、凍った池で遊んでいた10歳男児が亡くなった。男児は氷が割れて池に落ちた妹を救おうと、自ら水中に飛び込み犠牲になった。『People.com』『localmemphis.com』などが伝えた。

米テネシー州に暮らすベンジャミン・ラケット君(Benjamin Luckett、10)が14日午前11時頃、凍った池に落ちた妹のアビゲイルちゃん(Abigail、6)を救おうとして亡くなった。

一家が通う教会の牧師ステイシー・スティルゲンバワーさん(Stacey Stilgenbauer)によると、2人はもう一人の男きょうだいと家の裏にある池で遊んでいたところ、アビゲイルちゃんが誤って池の中に落ちたという。

アビゲイルちゃんは薄い氷の上に乗っていたそうで、ベンジャミン君は妹を救おうと迷うことなく池の中に飛び込んだ。またもう一人のきょうだいが父親ロバートさんを呼びに走り、アビゲイルちゃんはロバートさんによって池の中から引き上げられたが、ベンジャミン君の救出は叶わなかった。

ベンジャミン君はその後、駆けつけた消防隊員によって発見され、同州メンフィスのル・ボンホイアー小児病院(Le Bonheur Children’s Hospital)に搬送されたが、緊急治療室にて死亡が確認された。

消防隊員は「ベンジャミン君は身体を張ってアビゲイルちゃんを水面に押し上げ、呼吸ができずに力尽きてしまったようです」と語っており、ベンジャミン君が自らを犠牲にして妹を救ったことを明かした。

一方のアビゲイルちゃんだが、事故から2日目に人工呼吸器が外され、もう間もなく退院できるという。兄が犠牲になったことを聞かされるとショックを受けていたものの、救ってくれた兄と父に感謝し、病院のスタッフが作った兄の手形に自分の手を重ね、“死”を受け入れているそうだ。

なお専門家は「氷の上を歩くには最低でも10センチの厚みが必要で、米中南部の州では滅多に起こらない」と述べており、事故を受けてシェルビー郡保安官事務所は「近隣の凍った湖や池、プールなどは人間の体重を支えるだけの厚みはない。『ちょっとだけ』と思って氷の上に乗ると命取りになる」と凍結した水域には安易に近づかないように呼びかけている。

画像は『localmemphis.com 2021年2月17日付「10-year-old boy dies trying to save 6-year-old sister when they fell through ice」』『Jamie Ball Stilgenbauer 2021年2月19日付Facebook「Update 6 (?) From Christine」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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