
各地でこの冬一番の寒さを迎えています。
冬の寒さが本格的になってくると、ペットを飼っている方は「寒さ対策」が必要になります。
とはいえ、仕事で外出することが多い場合、「留守番中はストーブをつけられない」「留守番させることが多いけど大丈夫だろうか」など不安視している方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、猫や犬の寒さ対策の方法や気をつけたいポイントを徹底解説していきます。
アンケート調査を元に解説していくので、実際に飼っている方の「リアルな寒さ対策」が知れるでしょう。
ペットの寒さ対策は必要?
そもそも、ペットの健康管理に温度調整は必要なのでしょうか?
結論から述べると、犬や猫によっては寒さが苦手な種類もいるため、冬は適切な温度調整をしたほうが好ましいでしょう。
実際に、株式会社ネイチャーリンクスが全国の獣医師に行ったアンケート調査では、「愛犬の健康管理において気を遣った方が良いこと」として、食事管理に次いで「室温・体温調整」が大切だと回答しています。

出所:株式会社ネイチャーリンクス「獣医師の9割以上が、愛犬の健康管理ができていない飼い主が多いと回答!飼い主なら知ってほしい、愛犬の健康管理の最重要ポイントとは?」
室温・体温調整に気を遣ったほうが良い理由としては「エアコン設定を人間と同じようにし寒すぎたりする」「体温調整し辛い動物だから」といったことが挙げられました。
上記の結果から、ペットが寒い冬を快適に過ごすためには、寒さ対策をしておいたほうが良いと言えるでしょう。
ペットの寒さ対策|具体的には何をしている?
前述のとおり、ペットが寒い冬を快適に過ごすためには、寒さ対策をしておく必要があります。
では、室内の温度調整をするためには具体的に何をすれば良いのでしょうか?
株式会社ピクシーの「犬や猫の寒さ対策に関する調査」では、「エアコン」を活用している人が最も多い結果となりました。

出所:株式会社ピクシー「冬本番! 犬や猫の寒さ対策に使っている暖房器具で注意すべきことは?:『ペット保険比較のピクシー』」
他の回答と圧倒的な差がついたエアコンは、ペットが低温やけどするリスクが低く、留守番中でも比較的使用しやすい点から選択されているのと考えられます。
また、エアコンに次いで温度調整として活用されていたのは「毛布」であり、ペットが自分の体温を保持できるような工夫をしている人が多いようです。
冬の室温は何度にしている?
エアコンを活用して温度調整している家庭が多いが多いことが分かりましたが、具体的に室温を何度にしているのでしょうか?
株式会社ピクシーの同調査では、室温を「22℃〜23℃」にしている家庭が多いようです。

出所:株式会社ピクシー「冬本番! 犬や猫の寒さ対策に使っている暖房器具で注意すべきことは?:『ペット保険比較のピクシー』」
「22℃〜23℃」に次いで多かったのは、「24℃〜25℃」「20℃〜21℃」であり、半数以上が22℃前後を目安にしているとうかがえます。
上記の結果からも、22℃前後をベースに設定を設定し、ペットの種類や被毛の長さによって調整すると良いでしょう。
【グラフを見る】犬や猫の「寒さ対策」に関するアンケート結果。室温設定は「22℃〜23℃」が最も多い結果に
ペットの寒さ対策で気をつけているポイントは?
前章では、ペットの寒さ対策として「室温調整が大切」であることを解説しましたが、他にも寒さ対策で気を付けるポイントは多くあります。
株式会社ピクシーの「ペットの寒さ対策に関する調査」では、温度調整以外に「ペットの居場所に敷物を敷く」「夜眠る時用にドームハウスを用意」などが挙げられました。

出所:株式会社ピクシー「冬本番! 犬や猫の寒さ対策に使っている暖房器具で注意すべきことは?:『ペット保険比較のピクシー』」
エアコン以外に「毛布」や「湯たんぽ」などを活用して、ペットの居場所を暖かく保つことで、ペットがより快適に過ごせるでしょう。
また、上記以外に床暖房やこたつ、ホットカーペットをエアコンと併用するのも効果的です。
冬本番に備えてペットの寒さ対策を行おう
本記事では、猫や犬の具体的な寒さ対策や気をつけたいポイントについて解説しました。
種類によっては寒さが苦手な場合もあるので、寒さ対策はペットが快適に冬を過ごすためには大切です。
ペットを飼っている多くの家庭で、「エアコンで温度調整」を行いながら、毛布や湯たんぽを活用してペットの居場所を暖かくする工夫をしているようです。
記事を参考に寒さ対策を万全にし、ペットと一緒に寒い冬を快適に過ごせるようにしましょう。
参考資料
株式会社ピクシー「冬本番! 犬や猫の寒さ対策に使っている暖房器具で注意すべきことは?:『ペット保険比較のピクシー』」
株式会社ネイチャーリンクス「獣医師の9割以上が、愛犬の健康管理ができていない飼い主が多いと回答!飼い主なら知ってほしい、愛犬の健康管理の最重要ポイントとは?」
LIMO編集部