マイルCSは1番人気が苦戦中。豪華メンバーで狙うは3、4番人気だ

マイルCSは1番人気が苦戦中。豪華メンバーで狙うは3、4番人気だ

  • Sportiva
  • 更新日:2020/11/20

秋の「マイル王」を決めるGIマイルCS(阪神・芝1600m)が11月22日に行なわれる。今年はGI馬8頭が集結。ハイレベルかつ見応えのあるレースが繰り広げられそうだ。

その分、予想は難解を極める。実際、過去10年の結果を振り返ってみても、1番人気は未勝利。2010年には13番人気のエーシンフォワードが大金星を挙げて、3連単では47万3970円という高配当が生まれている。近年こそ、ふた桁人気の馬が突っ込んできて"大荒れ"になることは少なくなっているが、比較的波乱含みなレースであることは間違いない。

マイルCSの「2強」を比較。どっちが勝つか?

今年は京都競馬場の改修工事により、阪神競馬場が舞台となるが、施行時期や距離は変わらないため、そんな過去の結果を参考にして、好配当をもたらしてくれそうな"穴馬"をあぶり出してみたい。

まず目がいくのは、1番人気が苦戦している一方で、3、4番人気の奮闘が目立つこと。過去10年で、3番人気は2勝、2着3回、3着0回、着外5回、4番人気は3勝、2着0回、3着2回、着外5回という好成績を残しているのだ。

となれば、今年も3、4番人気は外せない。ただ、そうなると狙うべき馬を確定しづらいが、今回はうまい具合に、GI安田記念(6月7日/東京・芝1600m)、GIスプリンターズS(10月4日/中山・芝1200m)と連勝中のグランアレグリア(牝4歳)の1番人気が濃厚。2番人気も、今春のGI皐月賞(4月19日/中山・芝2000m)、GI日本ダービー(5月31日/東京・芝2400m)とクラシックで連続2着と好走し、前走のGII毎日王冠(10月11日/東京・芝1800m)でも古馬相手に完勝したサリオス(牡3歳)でほぼ確実と見られている。

つまり、狙いはそれらに続く人気の馬。戦前の評価から見て、候補となるのは、インディチャンプ(牡5歳)、アドマイヤマーズ(牡4歳)、レシステンシア(牝3歳)の3頭だ。

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マイルCS連覇を狙うインディチャンプ

インディチャンプは、昨年の安田記念とマイルCSを制覇。今年も前走の安田記念で3着と衰えは感じられず、状態と展開次第では連覇を果たしてもおかしくない。

アドマイヤマーズは、昨年のGI NHKマイルC(東京・芝1600m)の覇者で、昨年末には海外GIの香港マイル(香港・芝1600m)でも戴冠を遂げている。春の安田記念では6着に敗れているものの、帰国初戦で、およそ6カ月ぶりだった当時と違って、今回は中間の調整過程も順調。一発の可能性を大いに秘めている。

レシステンシアは、昨年のGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)で優勝。今春も、GI桜花賞(4月12日/阪神・芝1600m)とGI NHKマイルC(5月10日)で、ともに2着という結果を残している。伸びしろある3歳牝馬ということもあり、チャンスは十分にある。

いずれも、本来であれば主役を張ってもおかしくない存在。当日のオッズ次第だが、「2強」に続く3、4番人気の支持を得たら、積極的に狙ってみてはどうだろうか。

ちなみに、マイルCSでは人気落ちのGI馬が台頭するケースが多く見られる。そういう意味でも、これら3頭には注目だ。

次に狙いたいのは、前走で重賞あるいはGIを勝っていながら、人気薄となった馬である。なにしろ、そうした馬がしばしば波乱を演出しているからだ。

例えば、2011年に勝ったエイシンアポロンは、前走でGIII富士S(東京・芝1600m。※現在はGII)を勝利していながら、5番人気と人気薄だった。同年3着の外国馬のサプレザも、海外GIのサンチャリオットS(イギリス・芝1600m)を勝っての参戦だったにもかかわらず、4番人気と伏兵扱いだった。

また、2015年の覇者モーリスも、前走で安田記念を制していたが、4番人気にとどまっていた。他にも、2016年に3着に入ったネオリアリズムはGII札幌記念(札幌・芝2000m)を、2017年に3着となったサングレーザーはGIIスワンS(京都・芝1400m)を勝って臨んだが、ともに7番人気に甘んじていた。

今年もそうだが、マイルCSではGI馬を含め、実力馬が多数顔をそろえることが多い。そうした状況にあって、前走で重賞を勝っていても、それ以上の実績馬がいたり、休み明けや距離不安などちょっとしたことが不安視されたりして、低評価にとどまることが多いのだろう。

だが、そうした勢いのある馬は決して侮ってはいけない、ということだ。

そして、今年もこのパターンに当てはまりそうな馬がいる。ヴァンドギャルド(牡4歳)とカツジ(牡5歳)である。

ヴァンドギャルドは富士S(10月24日)を、カツジはスワンS(10月31日)を快勝してここに挑むが、好メンバーがズラリとそろった今回は、さすがに上位人気は見込めない。

しかしながら、直近のステップレースを勝って上り調子であることは確か。過去の例からしても、軽視は禁物だ。いずれかが、あっと驚く大駆けを見せても不思議ではない。

次週のGIジャパンC(11月29日/東京・芝2400m)では、無敗の三冠馬であるデアリングタクトとコントレイル、さらには史上最多の芝GI8勝を挙げたアーモンドアイの対決が実現。その歴史的な一戦に向けて、早くも異常な盛り上がりを見せているが、今年はマイルCSも超豪華メンバーがそろった。稀に見る最上級の戦いを見逃してはいけない。

text by Sportiva

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