「話せばわかる」は思い込み。毒親との「ゆるふわ絶縁」のススメ

「話せばわかる」は思い込み。毒親との「ゆるふわ絶縁」のススメ

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  • 更新日:2023/05/26
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皆さんは、実の親との関係は良好ですか? 「あまりうまくいっていない……」という人は、それ自体が大きなストレスになっていると思います。メルマガ『バク@精神科医の医者バカ話』の著者で、現役の精神科医・内科医としての実績を持つバク先生も、実母との関係がイマイチだとか。そのため、「ゆるふわ絶縁」という形で距離を取り始めたと話します。

「話せばわかる!」は思い込み!親子(その他知り合い)でわかり合うのが無理な時オススメの「ゆるふわ絶縁」

みなさんこんにちは、バクです。最近色々な環境の変化があり口唇ヘルペスがモリモリできている今日この頃です。心の乱れは文の乱れにつながります。心を平穏に保つために一体何ができるだろう……と考えましたが、私が一個ストレスだった毒親とのゆるふわ絶縁にどうもほぼ成功したっぽい感じがしてきたのでその話を今日はしようと思います。

親子なら(兄弟姉妹親戚)なら話せば分かり合える?

答え:無理です(分かり合えると思ってる人は親子関係が良好です)。

話せばわかるなら何故中世ヨーロッパの貴族は身内と戦争ばっかりやってたんでしょう。戦国時代でも割と親戚とドンパチしてるし兄弟同士で戦ってますけど、話せばわかるなら話し合いで権力争いなんかしなくて皆ニコニコハッピーに過ごす方が良くないですか?

現代だって某高級家具屋とか喧嘩しないで父娘仲良く経営したら良かったじゃないですか?話し合えばいい家具屋になったかもしれませんやん。他にも沢山親子で大喧嘩をして決裂してる話が沢山出てきます。

これはやっぱり「親子といえどもいざとなったら赤の他人」「たまたま競合相手が親子だった。競合相手は潰す!の精神は親子でも成立する!」という話なのではないかと思ったりします。

もう少しスケールを小さくしてみましょう。

まず大前提として私は実母と非常に相性が悪いです。

実母その人が悪いのか、単純に実母と私の相性がドチャクソ悪いのかは分かりませんが、弟と過去に仲違い状態になった時の原因は実母でした。私には「弟が言うからこうした」、弟には「バクが言うからこうした」と全く違う話をされると双方の関係が拗れまくり、一時期は弟と絶縁状態になりかけました。が、なんやかんやで電話で話をして色々原因が判明し今では関係が改善傾向にあります。

ほら!兄弟話し合えばわかるじゃない!と思われた方もおられると思いますがこれは元々悪くなかった弟と私の関係が改善しただけであり、実母との関係は改善していません。

実母はちょっとユニークな人格の人なのでその他にも色々ありました。

例えば突然「鈴木さん(仮名)に会って!」とだけLINEが送られてきたため「鈴木さん(仮名)って誰?」と返答すると、鈴木さん(仮名)はマンションの販売員?で、私から1,000万円を借りて(返済期限はなし)マンションを買えばいいじゃん!と言う話に発展していることが判明し、「そんなお金ないよ!」と返しても「学費を注ぎ込んだのに……」的な反応。学費のメインは祖母と父が出してくれたし、不足分に関しては奨学金も借りてたやないか!と反論すると最後は「そんな対応じゃ皆に親不孝ものと言われますよ!」と締め括られ終了……せず、実際様々な医療関係者にいかに私が酷い親不孝ものかを物理で言いふらしまくり、実際に私を諌める人が現れることで事態が発覚!ということもしょっちゅうでした。マジで実害がキツい!!

これについても実母に抗議したことはありますが「そういう決めつけが酷い」と更に火事にガソリン状態になるため毎回実母からの厄災を呼ぶLINEには怯えていました。(その他詳細は書けませんが、過去の実母から受けていた私への扱いが他の人から見ると虐待レベルだったらしく(ここはあんまり自覚がないけど、患者さんから聞いたら多分「それ虐待ですよ!」って言うなぁとは思う)、ピノコさん(注:ピノコさんとは私の法的配偶者の仮名です)と付き合いだした頃からやんわりと「バクちゃん……LINEとか絶対返さないといけない訳じゃないんよ……」と言われながら徐々に「あれ?なんかおかしいのか?」と思い出しました。

だって皆さん実母が3人くらいいる人います?いないですよね?実母が中々ファンキーでクレイジーなムーブをかましてても「他の家もこんなもんなんやろな」としか思えないんですよね、一人しかいないから比較できないし。ちょっと差別的な表現かもしれませんがめっちゃ理論破綻している話をぶん投げられても「これが更年期ってやつか……?」とあくまでも実母は母親として正常?であると思いたいというか思い込んでいたんです。

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やんわり距離をとって気付いたこと

なんか変だなぁと思いつつ、LINEで返事をすると大概嫌な思いをするのでは?と言うピノコさんのアドバイスを一旦試すことにし、私はやんわりと返信頻度を徐々に減らしていきました。既読も即時つけないようにし、1日後、2日後、……と開封までの期間を伸ばしました。

そんなことをしながらピノコさんと私は結婚(一応結婚前に親父の仏壇に報告がてらピノコさんを実母に紹介しましたが、「勝手に婚姻届もう出してるんじゃないの?」と嫌味を言われました)。しれ~っと引っ越した新居の場所も何も伝えず、ピノコさんの実家の位置も教えず、そっと転職し(就職時の保証人はピノコさんにした)、とにかく実母との物理的接触を減らして気づいたのです。

めっちゃ楽やん。

前は東京に住んでても帰宅したら実母が普通に「東京に用事があったから来たわよ」とか言って部屋とか帰宅時間とかに文句を言い倒して泊まっていったり(布団を置かなくなったら去るようになった)、本棚を勝手に漁って様々な人に「うちの子が完全自殺マニュアルとか言う危険な本を読んでいて」と言いふらしたりされたりがもうなくなっただけで楽でした。

弟も集めてた漫画初版全巻を「もう読んだからいらないと思ってボランティアのバザーに出した」とか言われ絶望していたこともあるので、子供と自分の境界線が曖昧すぎる人なんだと思います。何にせよ実害がヤバいし、文句を言っても改善は一切されないのでとにかく関わらない!しか最善手がなかったからこそ、やんわりジワジワ距離を置いていくことはうちの実母対策として自分のメンタルに有効でした。

その後いつも通りの思いつきで実母から実家の荷物を全部(私のものだけではなく家族全員の物。賃貸に出したいなどの理由)捨てろと言われ、これを機に何もかも捨ててしまったことで私と実母のゆるふわ絶縁はある程度の完成形に至ったと思われます。ーー(メルマガ『バク@精神科医の医者バカ話』2023年5月24日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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