消防士が風俗店の受付勤務 札幌市、職員の不祥事を相次ぎ発表

消防士が風俗店の受付勤務 札幌市、職員の不祥事を相次ぎ発表

  • 毎日新聞
  • 更新日:2023/05/26
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札幌市役所=源馬のぞみ撮影

札幌市は26日、職員の懲戒処分を相次いで発表した。不祥事の中身は、消防士の風俗店勤務とケースワーカーの生活保護受給者女性に対する複数回にわたるデートの誘いだ。いずれの職員も同日付で依願退職した。

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市消防局は、白石消防署の20代の男性消防士を停職3カ月の懲戒処分にした。署によると、男性は2022年6月~23年3月、職場に無許可で風俗店の受付として働き、計約90万円を受け取った。署に「職員が風俗店で働いている」と匿名の手紙が届き、男性が内容を認めたという。

一方、業務内外で市民に不適切行為をしたとして、清田区職員の50代男性が停職2カ月の懲戒処分となった。

市人事課によると、男性は19年2月~20年5月、当時ケースワーカーとして担当する東区に住む生活保護受給者の女性に携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)で私的な面会を何度も求めた。さらに家庭訪問の際にも複数回、食事に誘うなどした。

23年3月、別のケースワーカーが女性と担当職員の配置換えについて話していたところ、過去の被害を訴え、「次はそういうことをする人でなければいい。不安だ」などと話して発覚した。市が調査したところ、男性は行為を認めた。【谷口拓未、金将来】

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