父は鉄兵 石渡翔一郎がチャンプ ボートレーサー養成所修了式

父は鉄兵 石渡翔一郎がチャンプ ボートレーサー養成所修了式

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2022/09/24
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ボートレーサーを目指して、1年間の訓練を耐え抜いた131期の修了記念競走が22日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われた。131期のチャンピオンを決める最終5Rの「養成所チャンプ決定戦」は、リーグ勝率トップで1号艇を手にしていた石渡翔一郎(19)=東京=が逃げ切り優勝。2着は広瀬凛(19)=滋賀=、3着は花田凱成(23)=福岡=が入着。九州・山口の郷土勢8人(女子1人)を含む修了生25人(同6人)は11月からそれぞれ全国各地でデビュー戦を迎える。

■ヒーロー

3度はね返され続けた石渡が、最後に勝った。表彰式で「4Rまで事故なくきていたので、自分もSを決めて逃げようと思っていました。完全無事故ができてうれしいですね」。まずは同期と交わした約束を果たしたことに、喜びの表情を見せた。

このチャンプへの道は決して平たんなものではなかった。石渡はリーグ戦第1戦の前日に落水し、左膝を7針縫うケガ。リーグ戦8戦のうち第1、2戦を欠場した。「ケガをしたけど、何とか食らいついて最後まで残ろうと思っていました」。第4、7、8戦では、優勝戦1号艇をつかみ取った。だが全て敗れて、悔し涙をのんだ。「3度目の時にやられて、もう無理だと思ったけど、最後にチャンスがきて逃げられたので良かった」

在校勝率はトップで、最後の最後に回ってきたのがチャンプ決定戦の1号艇。「Sは絶対入っていると思ったけど、少し遅れたと思った。2番(石本裕武)が出ていたのでやばいと思った。断固たる決意で逃げました」。S隊形にはひやりとしたが、そこから伸び返して先マイ。養成所チャンプの座をつかみ取った。

G1 3Vの父・鉄兵の背中を見て育ち、常に身近な存在だったボートレーサーという職業。「小さい頃から憧れていて、自然とレーサーになると思っていました」と2度目の受験で合格。目標は、もちろん父だ。「父に報告したら、まだまだと言われると思う。でも、いつか父を超えられるようになりたい。みんなに愛される強いトップレーサーになりたいですね」。その夢に向かっての一歩が、ここから始まる。 (橋口文子)

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◆石渡翔一郎(いしわた・しょういちろう)2002年10月23日生まれの19歳。千葉県市原市出身。千葉県立木更津高卒。父は現役ボートレーサーの石渡鉄兵。リーグ戦全8戦の通算成績は勝率7・65、2連対率70・37%。158・2センチ、52・0キロ、O型。

■山下大輝の弟 拓巳らも修了

131期のスポーツ関連の修了生は、石渡鉄兵を父に持つ石渡翔一郎のほかに、佐々木海成(ささき・かいせい、兄は現役の佐々木大河)、鈴木章司(すずき・しょうじ、父が元選手の鈴木貴司さん)、登みひ果(のぼり・みひか、母が元選手の登みつよさん)、小玉啓太(こだま・けいた、遠縁に現役の常住蓮)、松田真実(まつだ・まみ、祖父が元選手の爾見照雄さん)、山下拓巳(やました・たくみ、兄が現役の山下大輝)、広瀬凛(ひろせ・りん、いとこが現役の広瀬篤哉)、松田淳平(まつだ・じゅんぺい、父が元プロスノーボーダーの松田淳さん)がいる。

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