ボーナス大盤振る舞い 「ハスラー特別仕様車」の魅力とは?

ボーナス大盤振る舞い 「ハスラー特別仕様車」の魅力とは?

  • MONEY PLUS | くらしの経済メディア
  • 更新日:2020/11/21

そろそろ冬のボーナス商戦が近づいてきましたが、この時期も含め、各メーカーが発売するのが、普段設定の無い装備等を組み合わせ買い得感を向上させた「特別仕様車」です。その中で過去、際立って人気が高かったのがスズキ・ハスラー(旧型)に設定されていたのが「J STYLE(スタイル)」です。そして満を持して新型にもこの特別仕様車が設定されました。そのお買い得度を分析します。

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旧型は過去3回発売され、どれもヒット

今回紹介する「J STYLE」以外にもハスラーには特別仕様車が多く設定されていました。元々販売も好調だったこともあるので、さらなる台数増を狙った部分はありますが、このシリーズは何と3回も発売されています。

1回目が2014年12月、2回目は2015年12月、2回目ゆえにこのモデルは「J STYLEⅡ(ツー)」の名称を、そして3回目は2017年12月に「J STYLEⅢ」として発売しています。3モデル全てが12月の発売であることからも前述したように年末年始も含めたボーナス商戦期に向けたモデルであることがわかります。

なぜ、こんなに人気なのか?

この特別仕様車の細かい販売台数は公表されていませんが、中古車の市場からある程度の分析が可能です。現在国内に流通している旧型ハスラーの中古車は約3500台強、そのうち「J STYLE」シリーズの流通量は600台弱と約17%がこの特別仕様車になります。もちろんこの他にも多くの所有ユーザーがいますので、単純な比較はできませんが、特別仕様車でありながら中古車市場で存在感を示せているのは凄いことなのです。

この「J STYLE」の人気の理由は冒頭に述べたように装備を充実させながら価格を抑えた点。つまりコストパフォーマンスが高かったからです。また標準仕様では選ぶことができなかった装備や専用のボディカラーなど、顧客にとって「差別化」ができる。言い換えれば「欲しい」と思わせる心理を上手く突いているのです。

余談ですが、この辺が上手いのはスズキやSUBARU、最近ではマツダも魅力が増しています。

「そんなものたいして変わらないんじゃないか」と思われる読者もいるかもしれませんが、2~3程度の装備に専用ステッカー(バッジではなくステッカーです)を付けて特別仕様車と声高に売っているメーカーもある位です。その点ではスズキ、特に「J STYLE」に関しては本当に魅力的。では2019年12月に発売開始した新型ハスラーにおける「J STYLE」はどうなのでしょうか。

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旧型でも大人気だった「J STYLE」。写真は2017年12月発売の「J STYLEⅢ」です

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ベース車との価格差は?

まず今回の特別仕様車は前述したベース車が2グレードあり、駆動方式も2WDと4WDから選択が可能です。つまり4グレード構成となります。

各グレードと特別仕様車の価格は
●HYBRID X(2WD)→151万8,000円
に対し
「J STYLE」(2WD)→159万5,000円

●HYBRID X(4WD)→165万2,200円
に対し
「J STYLE」(4WD)→172万9,200円

●HYBRID Xターボ(2WD)→161万2,600円
に対し
「J STYLE」ターボ(2WD)→168万9,600円

●HYBRID Xターボ(4WD)→174万6,800円
に対し
「J STYLE」ターボ(4WD)→182万3,800円

少々細かいですが、全グレードとも価格差は
「7万7,000円」高になります。

この価格差の中にどれだけの特別装備が入っているのでしょうか。

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内外装&快適装備を含め16の特別装備

新型ハスラーの「J STYLE」のベースとなったのは2グレードの基本構成の中でも上位グレードに該当する「HYBRID X」と「HYBRID Xターボ」です。Xは自然吸気のエンジン、Xターボはその名の通り、パワフルなターボエンジンを搭載します。

これに以下の装備がプラスされます。

まずエクステリアは

(1)ルーフレール

(2)専用メッキフロントグリル

(3)HUSTLERアルファベットエンブレム[メッキ](フロントフード)

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専用メッキフロントグリルやHUSTLERのアルファベットメッキエンブレムなどを標準装備

(4)フロントバンパーガーニッシュ[スチールシルバーメタリック]

(5)リヤバンパーガーニッシュ[スチールシルバーメタリック]

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リアバンパーガーニッシュもスチールシルバーメタリックに専用塗装されています

(6)メッキフォグランプガーニッシュ

(7)メッキドアハンドル

(8)J STYLEエンブレム(バックドア)

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バックドア部分には「J STYLE」の専用エンブレムが装着されます

の8つ。

全体としては専用パーツで力強さや上質感を高めています。

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続いてインテリアでは

(9)レザー調&ファブリックシート表皮[ブラウン&ダークブルー]

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室内最大のポイントとも言えるのがレザー調&ファブリック表皮のシートです

(10)レザー調ドアトリムクロス[ブラック](フロントドア)

(11)ドアトリムカラーガーニッシュ[ブルーイッシュシルバー]

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ドアトリムも他のパーツと同様、落ち着いた「ブルーイッシュシルバー」となります

(12)インパネカラーガーニッシュ[ブルーイッシュシルバー]

(13)フロアコンソールトレー[ドリンクホルダー付][ブルーイッシュシルバー]

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ドリンクホルダー付きのフロアコンソールトレーも専用カラーになります

(14)メッキインサイドドアハンドル

の6つ。

レザー調やブルー&シルバー系の専用パーツにより、上質かつ落ち着いた印象の内装となり大人も満足できる室内空間としています。

【写真20枚】ハスラー特別仕様車を様々な角度から見る

そして最後に快適装備は

(15)360°プレミアムUV&IRカットガラス

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プレミアムUV&IRカットガラスの360°採用は女性にも喜ばれるはずです

(16)「ナノイー」搭載フルオートエアコン[エアフィルター付]

の2つ。

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パナソニックの「ナノイー」機能を搭載、エアフィルターも装備されます

これで合計16の特別装備となります。

標準車では取り付けできないパーツも設定

今回の16の特別装備ですが、パーツによっては標準と差し替えるので単純な価格差を導き出すことは難しいです。

一方で、ルーフレールやメッキドアハンドルなどは元々ベース車に元々設定がありませんからディーラーオプションも含め「後から装着」はできません。

また、快適装備としてフルオートエアコンは標準装備ですが、消臭&脱臭効果なども含め、これからの時期にも重宝するパナソニックの「ナノイー」機能もこの特別仕様車のみの設定となります。

さらに日焼けや暑さをカットする「プレミアムUV&カットガラス」に関しても標準グレードの場合は「フロントドア」のみに装着されるのですが、「J STYLE」は何と360°、つまり全面に採用しています。

正確に説明すると標準グレードでもフロントガラスやリアドアなどにもUV&IRカットガラスは採用されているのですが、より性能の高い「プレミアム」ではありません。実は意外とこのガラス系装備はコストが高いのですが、それを惜しみなく360°に採用しただけでもコスパは抜群と言えるのです。

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専用ボディカラーの設定も魅力的

多彩なボディカラーの設定はハスラーの大きな魅力です。標準モデルでもメーカーオプションの2トーンカラーを入れれば全部で11色の中から選択することができます。

そして今回の「J STYLE」ですが、ボディカラーの設定は全部で8色。これだけ聞くと標準車より少ないと感じるかもしれません。

しかし「J STYLE」にはそもそも標準モデルに設定の無い、専用ボディカラーをさらに2トーン化して差別化を図っています。

特別設定色は8色中5色設定されますが、その中でも注目は「オフブルーメタリック ガンメタリックツートン」です。

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ボディカラーは訴求色の「オフブルーメタリック ガンメタリック2トーン」になります

実はこの「オフブルーメタリック」は旧型ハスラーの特別仕様車として2018年7月に発売された「タフワイルド」に設定され人気となったボディカラーです。現行ハスラーはもちろん、スペーシアやスペーシアギアにも設定があります。

しかし、今回の「J STYLE」にはこれを2トーン化して設定しました。もちろん標準モデルには設定がありません。

この他にも標準車ではモノトーンだった車両を2トーン化。「ピュアホワイトパール ガンメタリック2トーン」のみ2万2,000円高となりますが、ハスラーの2トーンカラーは元々4万4,000円高だったことから考えても冒頭に述べた7万7,000円高を軽く越えるほど中身が充実していることは間違いありません。

大人にも似合う“超”が付くお買い得車

全体としてはシックに仕上げている「J STYLE」ですが、これまでのポップなカラーリングに敬遠気味だった大人にもピッタリ。先進安全装備も充実はもちろん、高速道路も走るユーザーならば「全車速対応」のACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を装備するターボモデルがオススメである点は標準車と同じ。これまで発売してきた「J STYLE」を越える“超”が付くお買い得車、ハスラーを買うならこれ一択、と言っても間違いありません。

(高山正寛)

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