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アメリカ、フロリダ州大西洋岸にあるインディアンリバーラグーンは、北半球で最も生物多様性のある河口の1つであり、4,300種以上の動植物が生息している自然豊かな場所だ。
インディアンリバーラグーンに架かる橋で川を見ていたグレイビンソン氏は驚きの光景を目にした。
オオメジロザメとワニ(おそらくはアメリカアリゲーター)が仲良く併走してインディアナ川を泳いでいたのだ。
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大型種のワニとサメが仲良く併走だと?
このエリアはオオメジロザメの一般的な産卵場だそうで、グレイビンソン氏はオオメジロザメを見ようとインディアン川にかかる橋で川の様子を眺めていたという。
すると、なんということでしょう。オオメジロザメとアメリカアリゲーターが仲良く併走して泳いできたという。
アメリカアリゲーターもオオメジロザメもどちらも大型の肉食捕食獣である。どう考えても仲良くなれそうな間柄ではないのに、一緒に泳いでいるのはとても珍しい。
ちなみにアメリカアリゲーターはオスで4メートル前後、オオメジロザメはメスの方が大きく3メートル弱ほど。どちらも自然界では大型種だ。

オオメジロザメは海だけでなく、狭い場所や浅い場所にも入り込めるため淡水域にも侵入してくる。人を襲った記録も極めて多く、気性も荒いことから危険なサメとして知られている。
一方アメリカアリゲーターは大型個体ではシカやイノシシ、クマやピューマを襲った記録があるが、性質は基本的に温和でおとなしいとされている。とは言えまれに人を襲うことがある。
そんな最強の捕食獣が仲良く並んで川を泳いでいるとか、ただの気まぐれなのか?それとも何か共同作戦でもあるのか?気になるところである。
そういえばオーストラリアではオオメジロザメがサメに食べられてたっけな。
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パルモ