【サーキュラーエコノミー】part2 コロナ禍のリカバリーロードとなる経済モデルは?

【サーキュラーエコノミー】part2 コロナ禍のリカバリーロードとなる経済モデルは?

  • OVO
  • 更新日:2020/09/18
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コロナ禍は多くの企業に大打撃を与えた。アマゾンやZOOMなどのIT関連企業は業績を大きく伸ばした一方で、航空会社をはじめとする旅行業や飲食業は大幅な利用者減に苦しんでいる。しかし、コロナ禍にあっても地球温暖化などの環境破壊は待ってはくれない。日本や韓国ではコロナ禍に加えて台風の被害、アメリカでは山火事が容赦なく人々の生活や経済活動に追い打ちをかけている。企業や人々のマインドに余裕がないと環境問題には取り組めないとする声もあるが、今こそ真剣に地球、そして私たちの生活の未来について考える時だ。その中で、コロナ禍のリカバリーロードとして注目されている仕組みがサーキュラーエコノミー(Circular Economy、以下CE)だ。9月14~17日まで長野県白馬村で、サーキュラーエコノミーに関するカンファレンス「Green Work Hakuba」が開催された。

カンファレンスには、CEを取り巻く日本の第一人者たちが集結した。そのうちの一人が、Circular Initiatives&Partners代表の安居昭博(やすい・あきひろ)氏だ。オランダを拠点とするCE研究家で、サステナブル・ビジネスに関するコンサルティングも行っている。9月14日(月)に行われたセミナーで安居氏は「CEでは『経済成長』と『環境負荷』のデカップリング(分離)を目標とする」と説明した。

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これまでの経済活動は、自然破壊の犠牲の上に成り立っていたといっても過言ではない。CEではその分断を図り、経済は成長させつつも、環境への負荷を与えない社会を目指している。つまり、CEでは新しい資源の使用量そのものをなるべく減らすことが第一目標だ。世界初の“購入する代わりにリースをする”サーキュラーエコノミージーンズを実現したスタートアップ企業「MUD JEANS」(オランダ・アムステルダム)では、2020年現在、全材料の40%に使用済みジーンズを使っているという。MUD JEANSの利用者は、月々約750円のリース代を払いながらジーンズを日々使用。穴が開いたりして着用できなくなれば、ボロボロの状態であってもMUD JEANSに戻すことでごみの発生はゼロ。MUD JEANSでは使用済みのジーンズを糸などの原料に戻すことで、新しいジーンズの材料に再利用している。このような仕組みを導入すれば、「廃棄物を出す」「廃棄物を捨てる」というフェーズがなくなる。これがCEの最大の特徴だ。

Part3へと続く。

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