帰宅困難「列車ホテル」で一夜 国道で車立ち往生「いつ出勤できるのか」 最強寒波、大雪にため息広がる

帰宅困難「列車ホテル」で一夜 国道で車立ち往生「いつ出勤できるのか」 最強寒波、大雪にため息広がる

  • 神戸新聞NEXT
  • 更新日:2023/01/25

この冬一番の寒波は、兵庫県の広い範囲にも雪をもたらした。24日夜から25日午前にかけて公共交通はまひし、道路は渋滞。姫路駅では電車内で一夜を過ごした人もいた。通勤を急ぐ人たちは滑って転びながらも長距離を歩き、運行している電車の駅には人があふれた。

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大雪の影響で渋滞する国道2号と、運転を見合わせるなどした山陽電鉄(左)、JR神戸線=25日午前9時37分、神戸市須磨区

大雪の影響で移動手段がなくなり、帰宅が困難になった人のために、JR姫路駅は25日未明から停車中の車両を「列車ホテル」として開放した。

車内で一夜を明かしたたつの市の会社員男性(59)は、24日午後7時過ぎに新大阪から電車に乗ったが、ダイヤが乱れ、姫路駅に着いたのは日付が変わった25日午前0時40分。本竜野駅まで帰ることができなかった。「車内に混乱はなかったが、諦めムードが広がっていた。(列車ホテルを)準備してもらえただけありがたいが…」と疲れた表情だった。

午前8時ごろ、神戸と岡山を結ぶ国道250号の姫路市白浜町付近では、西行き車線に長い列ができた。同市の勤務先に向かう高砂市の男性(34)は「5分で車1台分くらいしか進まない」とため息。「いつになったら出勤できるのか」とこぼした。

午前9時ごろ、JR尼崎駅に通勤する神戸市灘区の会社員男性(47)は、阪急六甲駅からタクシーで尼崎まで向かおうとしたが、行列で諦め、何とか下り坂を歩いて近くのJR六甲道駅に着いた。ところが、六甲道駅の案内板は「調整中」のみ。「いつ来るか分からない。こればっかりは待つしかない」と諦め顔で話した。

通勤時間帯の神戸・三宮は人があふれた。JR明石駅を目指す神戸市灘区の女性会社員(50)は阪急電車で三宮まで来たが、先の交通手段がない。「JRが動き出すまで待つか、家に戻るか」と困惑していた。

25日が入学試験の大学もあった。武庫川女子大(西宮市)では開始を最大1時間繰り下げた。長女が受験する姫路市の40代男性は、積雪で車での送迎を断念。新幹線と電車で試験会場に着き、「ひとまず間に合ってよかった」とほっとした表情だった。

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