
室内練習場に到着した阪神・岡田彰布監督=神宮球場(撮影・安部光翁)
阪神・岡田彰布監督(65)がヤクルト戦が降雨中止となった18日、報道陣に対応。19日は才木浩人投手(24)、秋山拓巳投手(31)の2人を登板させる考えを示した。また31日の開幕戦で対戦するDeNAの先発・石田健大投手(30)についても言及した。指揮官の主な一問一答は以下の通り。

室内練習場に到着した阪神・才木浩人=神宮球場(撮影・安部光翁)
――秋山は
「明日いくわ。2人でいくわ。(先発は)そら才木が先やろ」
――村上は
「西武(21日=ベルーナ)かどっかでなあ、長いイニングはもうあらへん」
――村上は先発、中継ぎの両方で
「両方両方、そんなもん」
――伊藤将のその後は
「連絡も何もないわ。今日は試合をやっているからなあ、今はな」
――ある程度、伊藤将は待つのか
「ある程度、待っているやんか。まだわからへんわけやからな。全然アカンというアレじゃないからなあ」
――米国に行ったWBC日本代表にはトレーナーが帯同しているが、湯浅のコンディション
「知らん知らん。全然聞いてないよ。トレーナー行ってるの? そんなん初めて聞いたわ。あっそう」
――日程的に湯浅がオープン戦に投げるのは難しい
「投げへん、投げへんそんなん無理よ」
――開幕直前にウエスタン・オリックス戦があるが
「そんなん全然、わからへん。いつ帰ってくるかもわからへんのに。メキシコやったら勝てるかもわからへんけどな」
――DeNAの開幕投手が石田に決まった
「ああそう、おーん。誰でも別に一緒や。誰でもエエわ、別に」
――昨年、阪神は苦戦した(石田は4試合に登板し、3勝0敗、防御率1・11)
「ああそう、知らん。俺知らん全然。DeNAが一番見てないからな。去年のことなんか全然、何も知らんよ、はっきり言うて、おーん。誰が打ってたか、誰が抑えられてた、相性悪かったとか、そんなん全然見てへん。そんなん見たら選手使われへんやんか」
――今年は森下、ノイジーと右が入ってきた
「まあだから、そういうことやろ。去年まで左にやられたイメージがあるだけで、石田に限らずやけどな、そらお前、左にやられたイメージがあるから、やっぱり補強としては右になるよな。2人ぐらいしか右がおらんのやから打線の中でな、どうしても右を入れんとな、相手も左ピッチャー来るやん、現実に来たわけやんか」
――ノイジーは3番
「いや決めてない。決めてない言うてるやん。今日は7番やったけどな」
――相性は毎年変わる。去年までのことは白紙に
「いやいや去年までで、(開幕直後の)広島3連戦で3連敗したやん(笑)。だからそんなん、やっぱりアレやんか、相手も考えてくるし、こっちは油断になるやんか、相性がエエからて簡単に考えたら、ああいうふうになるから、だからそういうこと。俺は一切去年のことなんか思てないよ。そら対策も練るやんか、打てへんかったらの、おーん。相手は有利な立場で来るかも分からへんし、それは分からへんけど。でもやっぱり、年かわったら、また違うもんやろ。やっぱり気持ち的にもちゃうし、チームもかわったし、いろんな意味でそらメンバーもかわってるわけやからな」
――データも大事だが、実際に見る方が大事と話していたが
「そら、データも見るよ。頭の中に入れるけど、使うかどうかはわからん、おーん」

担当記者の質問に応じる阪神・岡田彰布監督=神宮外苑(撮影・安部光翁)
――その時の感覚か
「今やったらデータとか、トラックマンがあったら、そんなんお前、コーチとかいらんやんか。そう思わへん? 打球方向とかいろんなことを考えたら、でもそれもやっぱり感性を持たなアカンな、ゲームの中のな」
――選手もそういう感性は
「守っているもんが一番わかるよ。今日のバッターのスイングの調子とか、うちのピッチャーのボールのキレとかな。今日のスイングやったら、ちょっと遅れてきそうやなとかな、そういう感性を選手も持たんと野球もうまならへんよ。データで、『ハイ、こっち方向やから、こっちだけ守ります』だけではなあ」
――新外国人、新戦力の情報は
「キャンプで資料全部見たよ」
――オープン戦で打つ打たないとか
「中日も来とったけど、7カード目やから、かまへん言うたけどな。ヤクルトと横浜はな、スコアラー来て、ある程度話は聞いたよ。それはオープン戦の今の現状やんか。まだ今の時点では打順とかも、そんなん分からへんて、はっきり言うて」
――相性が生きてくるのはシーズン後半か
「後半やろ。その年の相性やろ、例えば、3回投げて3回とも勝ってたら、次その相手に当てたいわな。負けたらやっぱ外したいやんか。同じ年でな。そういうのは進んでからやな、ゲームがな。去年のデータでいったら投げられへんピッチャーとかおるやん、そやろ」