井上咲楽、渡辺直美にベッキー...、芸能人の“退路断つ”イメチェン公開の意図とその効果は?

井上咲楽、渡辺直美にベッキー...、芸能人の“退路断つ”イメチェン公開の意図とその効果は?

  • ORICON NEWS
  • 更新日:2021/05/03
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イメチェン後の井上咲楽 (C)ORICON NewS inc.

昨年末、『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)の番組内企画でトレードマークの“太眉”をカットし、イメージチェンジを果たしたタレントの井上咲楽。洗練された姿が「かわいい」とSNSで話題に。その後は水着グラビア初挑戦、写真集刊行と、『おはスタ』(テレビ東京系)レギュラーから大人のイメージへと方向転換を図っている。実際、井上はイメチェン後の仕事激増がメディアで報じられたが、バービーや渡辺直美に代表されるように、イメチェン後の活躍が注目を集めるタレントやお笑い芸人が近年急増。芸能人にとって「イメチェン」とはどのような意味を持っているのか? また、そのアプローチも多様化しているようだ。

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■ビジュアル変化から、現状へのアンチテーゼ…イメチェンのアプローチとは?

これまでの芸能人のイメチェンのアプローチや手法については、大きく3つに分類することができるだろう。

1つは、ビジュアルの変化によるイメチェン。ダイエットやメイクなど外見の変化によってビフォー・アフターのインパクトもあり、番組の企画としてもよく取り上げられている。

2つ目は、外的な要因を機にキャラクターを変えるもの。スキャンダルの発覚で、これまでのイメージが保てなくなった結果、イメチェン“せざるを得ない”場合や、「結婚」「出産」など私生活の変化をオープンにし、積極的に発信することによるイメチェンなどが当てはまる。

そして3つ目として、生き方のスタンスを表明するイメチェンがあげられる。現状へのアンチテーゼとして自分の価値観を主張し、内面からイメチェンをはかるものだ。

■現状打破の突破口として機能、近年のイメチェン成功例は?

イメチェンの動機としては、自分から積極的に行なうもの、外的要因から“せざるを得なかった”ものとあるだろうが、共通しているのはイメチェンが現状打破の突破口として機能するということだ。

ビジュアルの変化でいえば、先述の井上咲楽がいる。トレードマークの“太眉”をカットし、ナチュラルで天真爛漫な少女から大人っぽい見た目へと変身。その結果、グラビアや写真集など新しい仕事へ挑戦するようになった。そのほか、ゆりやんレトリィバァの36キロ減量などもあげられるだろう。

外的要因からのイメチェンというと、ベッキーだ。“いい子”のイメージを覆すスキャンダル発覚後、以前の清純なイメージには戻れない中でのキャラ変で、髪をショートにしたことも話題になった。また、結婚や出産など私生活を積極的に公開し、ママタレとしても活動する。最近は北川景子も、出産をきっかけとして育児の大変さを語るなど親しみのあるキャラに変わった感がある。

生き方のスタンスを表明するイメチェンの代表には、渡辺直美やバービーがいる。渡辺は当初、ビヨンセのものまねなど“外見”をお笑いのネタにしていたが、“見た目イジリ”に直結する笑いからは距離をおくようになった。いわば、渡辺やバービーのイメチェンには外見至上主義的な笑いが是とされる現状への“アンチテーゼ”としての一面もあり、やがてファッションアイコンになり、今や女性の代弁者的な存在にまでなった。

基本的にファンや視聴者が芸能人に抱くイメージはそうそう変わらない。その壁を壊すためのイメチェンではあるが、近年注目されるイメチェンは、前述のどのアプローチにしても「本来の自分へと戻る・調整する手段」として機能する意味合いが強くなっているようだ。渡辺直美、バービーが代表例だが、ベッキーにしても不可抗力の部分があったとはいえ、結果的に“優等生”キャラから解放され、頑張りすぎないナチュラルな生き方を見せるようになった。

しかしながら、イメチェンはインパクトの点からも何度も効く“好手”とはいえず、イメチェン後のキャラを根づかせるためには“タイミング”が重要となる。渡辺直美のイメチェンは、SNSの普及による自己発信が可能となって効力を発揮した。井上咲楽のイメチェンも20歳を超えたという年齢的な節目で行なわれ、そのほかでも結婚や出産、離婚、スキャンダル発覚といったライフイベントがイメチェンの契機となるケースが多い。

さらに、「少女」から「大人」、「優等生」から「自由奔放」、「外見至上主義的なお笑い」から「女性の代弁者」…といった変貌は、基本的に不可逆的であり、元のイメージに戻ることは難しく、“退路を断つ”覚悟のイメチェンだろう。しかし逆に言うと、イメチェンはビフォー・アフターの“落差”があればあるほど注目を集めることも事実である。

また、“落差”を印象づけるためには、当然のことだがイメチェン前のキャラが定着していることも重要だろう。ベッキーや井上咲楽は、それぞれに“いい子”や“天真爛漫”などのキャラが浸透していたからこそ、彼女たちのイメチェンがインパクトを帯びて注目を集めたのである。

井上咲楽は、さっそく美容系の仕事が増えたと明かしていることから、早くもイメチェンの効果が現れているようだ。注目度は明らかに上がり、イメチェンの成功例とみて間違いない。トレードマークだった“太眉”のインパクトは第一印象を強めたが、それが仕事の幅を制限する“諸刃の剣”でもあった。今回、その眉毛をカットすることで退路を断ち、イメチェンに臨んだ井上の覚悟に今後も需要が集まることだろう。

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