九州各地も寒波で積雪 長崎で24日夜から国道通行止め続く

九州各地も寒波で積雪 長崎で24日夜から国道通行止め続く

  • 毎日新聞
  • 更新日:2023/01/25
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山口県周南市では積雪による事故も起きた=2023年1月25日午前9時5分、脇山隆俊撮影

日本上空に流れ込むこの冬一番の寒気の影響で、25日は沖縄県を除く46都道府県で最低気温が氷点下になり、全国各地に大雪をもたらした。九州・山口でも24日夜から25日朝にかけて積雪が観測され、雪による事故が相次いだ。九州道が通行止めになるなど交通網や公共交通機関にも乱れが出た他、各地で臨時休校もあって市民生活に影響が出た。強い冬型の気圧配置は26日にかけて続き、北日本の日本海側を中心に大雪になると見込まれる。

最強寒波到来 自宅や屋外での万が一に備え

気象庁の速報値によると、九州・山口では25日午前5時までに、山口市で20センチ▽熊本県天草市で13センチ▽長崎市、大分県日田市で5センチ▽熊本県水俣市と長崎県・雲仙岳で3センチ▽福岡県八女市と山口県萩市、鹿児島市東郡元町で2センチ――の積雪を観測。路面も凍結し、事故で死傷者が出た。

24日午後5時20分ごろ、福岡県福智町の県道で、同県築上町の男性会社員(31)が運転する軽ワゴン車が、路上にいた同県飯塚市の会社員、高井誠さん(51)をはねた。高井さんは搬送先の病院で死亡した。県警田川署によると、当時は路面の一部が凍結しており、運転していた男性は「人影が見えたのでブレーキを踏んだが、車が回転した」と話しているという。同署はスリップしたとみている。

24日午後11時25分ごろには、鹿児島県薩摩川内市網津町の国道3号で、男性会社員(68)運転の大型貨物車と同県阿久根市の会社員、神之田蓮さん(32)運転の軽乗用車が正面衝突し、神之田さんが意識不明の重体。県警薩摩川内署によると、事故当時、路面には5センチほどの雪が積もっており、神之田さんの車がスリップして衝突した可能性もあるとみて調べている。

交通も大きく乱れた。

長崎県諫早市多良見町の国道207号では24日からの大雪で、一時約200台が立ち往生した。県によると、同日からスリップ事故などが多発し、同日午後11時35分ごろから約9キロの通行止めとなった。県などが25日朝から融雪作業を進めているが、同日午前11時現在も約70台が動けずにいる。車内で体調不良を訴えた人はいないという。

高速道路は25日午前8時現在、九州道が小倉東インターチェンジ(IC)―鹿児島IC間の上下全線、長崎道が長崎IC―鳥栖ジャンクション(JCT)間の全線で通行止め。大分道や宮崎道、東九州道などでも通行止めがあった。北九州都市高速、福岡都市高速も全線通行止めになった。

鉄道はJR日豊線などで信号トラブルがあり、列車の一部に遅れが出た。西日本鉄道は午前7時現在、高速バスは福岡―長門湯本温泉間など5路線の終日運休を決め、福岡―北九州間など19路線は始発から一時運行を見合わせた。福岡空港の発着便でも欠航が出た。

学校の休校も相次いだ。福岡県教委によると25日午前9時時点で、県立高校34校が休校。この日予定されていた高校入試の特色化選抜は、開始時刻を繰り下げる学校が相次いだ。北九州市教委は25日、市立の小中学校など全204校・園を休校にしたほか、福岡市などでも一部の学校が休校した。【竹林静、吉川雄策、久野洋】

毎日新聞

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