「不老不死」の鍵はAIか秘薬か。ジェフ・ベゾスとイーロン・マスクが対立、日本人の長寿遺伝子が研究対象に?=浜田和幸

「不老不死」の鍵はAIか秘薬か。ジェフ・ベゾスとイーロン・マスクが対立、日本人の長寿遺伝子が研究対象に?=浜田和幸

  • マネーボイス
  • 更新日:2021/09/15
No image

世界第1位と2位の大富豪が「不老不死」というニューベンチャーをめぐって対立している。Amazon創始者のジェフ・ベゾスと、テスラCEOのイーロン・マスクだ。(浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』浜田和幸)

ジェフ・ベゾスとイーロン・マスクの新たな戦い

新たな戦いの火ぶたが切って落とされたようだ。

戦うのは世界一の大富豪ジェフ・ベゾス氏と、第2位のイーロン・マスク氏である。

その戦場は「不老不死」というニューベンチャーに他ならない。

これまでベゾス氏はAmazonの大成功を追い風に、宇宙船ブルー・オリジンの開発にも熱心に取り組んできた。

また、マスク氏は電気自動車テスラで世界制覇を狙いつつ、宇宙船開発でもスペースXを立ち上げ、NASAとの間で宇宙船打ち上げ契約をほぼ独占している。

当然、2人はライバルで、犬猿の仲である。

マスクはAI、ベゾスは秘薬で「不老不死」の世界を模索

マスク氏といえば、最近では脳とAIの合体による人間のサイボーグ化を進める「ニューラリンク」と称するビジネスで世界の注目を集めている。

そこに殴り込みをかけるように、ベゾスがシリコンバレーの新興企業に出資を始めたのである。

この会社の名前は「アルトス・ラボ」で、いわゆるアンチエイジングから始まり、若返りと永遠の命を実現することを売り物にしている。

実は、ベゾス氏は以前から「延命長寿ビジネス」に関心が強く、これまでにも生命科学や細胞研究分野に多額の投資を重ねてきた。

ベゾス氏は去る7月にAmazonのCEOを退任し、これからは宇宙ビジネスに邁進すると宣言したばかりである。

その夢を実現するには「不老不死が欠かせない」ということらしい。

しかも、Facebookへの投資で大富豪の仲間入りを果たしたロシア生まれのユリ・ミルナー氏もアルトスへ出資しているという。「MIT技術レビュー」誌も特集を組む力の入れようである。

イーロン・マスクは敵意むきだし

面白くないのはマスク氏だ。

ただでさえ、宇宙ビジネスで挑戦を受ける立場になったため、得意のツイッターでありったけの罵詈雑言を投げかけている。

「あいつはAmazonの仕事がなくなったので、俺の宇宙船ビジネスに難癖をつけるのがフルタイムかと思っていたが、若返りビジネスでも俺にたてつく気らしい。しかし、不老不死などあり得ない。失敗して、人間が死ぬのがおかしいとか叫んで、死神を訴えるのが精一杯だ」

いずれにせよ、2人とも世間の話題を集めることにかけては天才的である。

日本にも開発拠点、「不老不死」は実現するか?

とはいえ、世界一の資金力を誇るベゾス氏が仲間の大富豪を集めて進める「不老不死ビジネス」であれば、マスク氏が批判したがる気持ちも分からないでもないが、その成果には興味をそそられる。

しかもアルトスは、地元のシリコンバレー、MITのお膝元のケンブリッジ、そして何と日本の計3か所に開発拠点を置くと言うではないか。

世界一の長寿を誇る日本人のDNAを取り込むという戦略に違いない。

MONEY VOICE

浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加