カラカラのマスカラを使い続ける女からの卒業。変化をつかめる人に

カラカラのマスカラを使い続ける女からの卒業。変化をつかめる人に

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/01/14
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下着。歯ブラシ。日傘。ヒートテック。着圧ソックス。…そしてマスカラ。

「あれ、カールのキープ力もっとなかったっけ?」

一日の終わりに下がってきたまつげを見ながら、異変に気付き始める私。

「なんかだめだな、次は別のマスカラに浮気しようかな」

一か月後、カールのキープ力に疑問を感じて次に買うマスカラを思案し始める私。

「ん、これマスカラ液ついてる?」

さらに一か月後、ようやくマスカラの寿命かもしれないと思い当たる私。

美容師に伝えた「なめられたくないです」。私は赤のインナーカラーをいれた

この2カ月、私は気づけなかった。この時のショックと言ったらない

結局、面倒くさくなって同じマスカラを買って使用したら驚いた。

「え、すごいまつげ上がるじゃん。伸びるじゃん」

ここでようやく気付くのだ。この2カ月、もうとっくにカラカラだったマスカラを使い続けていたことに。この時のショックと言ったらない。マスカラなしのアイメイクなんてアイメイクじゃない。そこまで言うならきちんとマスカラを買い替えろという話なのだが、私は気づけなかったわけだ。まったく、自分のアホぶりに頭を抱えたくなる。異変を感じながら、どうしてそのままにしていたんだ。

私は几帳面でもきれい好きでも潔癖でもないけれど、反対に家はゴミ屋敷とか踏む場所ないですというタイプでもない。ごくごく普通の感覚を持っていると思っている。

そんな私は、捨て時・リセット時がわからない。残量が見える物や物理的になくなる物は分かりやすいが、使用している本人に判断を委ねられているものはなかなか難しい。難しいと感じているのは私だけなのだろうか。

わたしはカエルを笑えない。カエルだったら、もうとっくに死んでいる

カエルは熱湯に入れられたら逃げるが、水から徐々に温度を上げていくと気づかずに茹でられてしまうという話があるが、私はこのカエルを笑うことができない。だって少しずつ減っていくマスカラ液に気づけなかったのだから。いつだって、捨てて新しいものを使い始めた後に

「あ、もう少し早く替えればよかったんだな」

なんて思う。私がカエルだったならもうとっくに死んでいる。それも1回じゃない、50回くらい死んでいる。

カエルって、私って、なんで少しずつの変化に気づけないんだろうと考えて、無意識に「変わらない」ことを求めているのかもしれないなと思った。

「変わらない」って楽だ。安心感や安定感がある。それに悪くなるのは嫌で、良くなる未来がくればいいなと思うけどそれじゃ高望みしすぎな気がする中で、中間なら叶う気がする。

「変わらない」は幻。私は今年こそ、捨て時・リセット時が分かる人に

でも、マスカラや下着などの物もそうでない物も何でも、「変わらない」ってあり得るのかな?

たとえば習慣や環境、価値観を「変わらない」にしていいのかな?

だめな気がする。

物は消耗するのだから、変わらないなんてことはない。

習慣や環境だって、少しずつステージを上げたり、自分の求める目標の変更に沿って変えていかなくてはならないだろう。

そう、なんだって捨て時・リセット時が存在するのだ。

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マスカラの捨て時すら掴めない私は、きっとリセットするタイミングを見計らうのも下手なんだろう。

でも、自分のベストを維持するのには必要不可欠な作業なのだろうと思うのだ。

「変わらない」。そう思ってるのは、そう思いたい自分がいるから。

でも実際は「変わらない」なんて存在しない。

「変わらない」幻を信じて安心して変わらないでいたら取り残されてしまうんだ。

だから私は今年こそ、捨て時・リセット時が分かる人になりたい。

そう改めて考えて宣言する私は手始めに、スマホでユニクロのチラシを確認して、〇年物のヒートテックをクローゼットから数枚引っ張り出して握りしめた。

荒海らこ

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