酒も定食もドンと来い!【ルノアール・新小岩店】が最強の居酒屋と化していた

酒も定食もドンと来い!【ルノアール・新小岩店】が最強の居酒屋と化していた

  • WANI BOOKS NewsCrunch
  • 更新日:2022/05/14
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昼間のルノアールで飲む背徳のビール

東京駅から総武線快速で10分ほど、東京の東端、葛飾区に新小岩という駅があります。駅前はきれいに整備されているけど、どことなく猥雑で、当たり前のようにいい飲み屋がたくさんあって、私の好きな雰囲気を湛えた街です。こういう駅にはきっといい喫茶店がきっとあるはず。さっそく行ってみましょう。

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▲駅を出てすぐ左手にあるビルの2階です

新小岩の駅を降りると、なんだか懐かしい匂いがしました。なんだろう。しばらく考えた結果、私の地元の蒲田と同じなんだと気がつきます。駅前は整備されてきれいだけど、この街の持つエネルギーを押し隠せない。さぞかしエキサイティングな街なんでしょう。

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▲日替わり定食のメニューが店頭にあります

この街のランドマークとも言える駅前ビル。その2階には昔からこの地にあるのでしょう、年季の入ったルノアールが静かに営業を続けています。

しかも、こちらのルノアールはなんだか一風変わっているようです。見てください、店頭のメニュー看板を。ミックスフライにサバの塩焼き。なんだかわくわくするじゃありませんか。

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▲メニューも一風変わっていて、カツ丼が目を引きます

店に入ると、そこには私たちがよく知るルノアールとは、まったく違う空間が広がっていました。

壁一面が大きな窓になっているので、明るくとても開放的。都心のルノアールはスーツ姿の男性が多いような気がするけど、こちらは年配の方が多い。というかスーツ姿のお客さんは1組しかいない。夕方という時間帯もあるんでしょうが、これはこの店の特徴のような気がしました。

なんだか落ち着くな。私は店に入ったときから決めていたメニューをオーダーします。

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▲とりあえずビールでしょう。小さなおつまみもうれしいです

店内を見わたすと、一人客のほとんどが新聞か雑誌を読んでいます。店内の一角にマガジンラックがあったので、私は時代劇の漫画を手にしました。1話読み切りタイプではないのがうれしいな。ここでじっくり腰を据えて読み進めようという気になる。

幸い今日の仕事を終えた私には時間があるし、目の前にはキンキンに冷えたビールもある。すでに自分の中の幸福度は爆上がり。ビールと時代劇漫画を手に、私は飲兵衛マラソンの第1区を走り始めました。

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▲ひと口でこんなに飲んでしまって、慌てて撮影をしました

未知のお店で第1区を快調に飛ばす私。先頭集団がゴクゴクと私の喉を駆け抜けていきます。はあ。この日は暑かったから、すこしハイペースでいいくらい。次のドリンクは何にしようとメニューを見たら、2杯目からは100円引きと書いてある。きっと長居してもいいということでしょう。

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▲注文のランチがご到着

花の2区で満を持して登場したのが、サバの塩焼き定食です。しっかりときれいに焼き色がついて、おいしそうだ。エースの風格がありますね。メインと一緒にドレッシングやソース、しょうゆも一緒に運ばれてきました。そうか、テーブルに調味料を常備してないのか。そんなささいなことで、ここが喫茶店であることを思い出します。

コロッケにソースをドバドバと

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▲サバはうまい、歳を重ねるほどサバがうまく思えるようになります

エースのサバの塩焼きは、どこで食べても安定した結果を残すのが、エースたる所以。サバを一口食べて、ビールで流し込む。時々、骨をそっと外しながら、塩のしっかりきいた身を口に運ぶ。うまいなあ。

先ほどとは一転、脇役に転じても、しっかりと一緒に伴走してくれるビールも立派だ。

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▲コロッケには多めにソースをかけます

その昔、『こち亀』という漫画で、「下町ではコロッケを箸で潰して、ソースをひたひたになるまでかける。コロッケひと口でごはん2杯はいける」という描写があったんです。大人になった今は、気の利いたギャグだってことがわかるけど、幼い頃は実際にそれを真似して、しょっぱくて食べられないと吐き出しこともありました。

しかし、今日の私は、あのシーンを再現しようと思うんです。ほら、いつもの1.5倍ソースをかけてね。そうするとどうなるかって。ひと口食べるたびに、ビールが進む進む。ああ、今宵の私はあっという間に上機嫌。誰の追随も許さない独走態勢に入りました。

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▲外を見たらまだ明るかった

往路をハイピッチで飛ばした私は、折り返し地点からレモンサワーに切り替えます。甘くないタイプで、しっかりとレモンがきいててとてもおいしい。脂の乗ったサバやコロッケとの相性は抜群です。

しかし、このお店はどの料理を食べてもレベルが高いね。ちょっと感動した。さらに、これらの日替わりメニューを楽しめるのはランチタイムだけかと思いきや、夜9時までいけるというから、これは晩酌ニーズをしっかりと捉えているのだと確信しました。

駅前という抜群のアクセスに加えて、一人で入りやすい、さらにお酒も飲める。これ以上のお店はなかなかありません。

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▲子どもの頃から、ごはんに塩を振るのが夢でした

40歳を過ぎたあたりから、お酒を飲んでいるときは白米を食べなくなりました。酒とつまみがあれば十分。だけど、締めのラーメンなんかは食べてしまうからどんどん太っていく。代謝が悪いから、体重を落とすにも4区と8区、じゃなかった四苦八苦です。

今回は、ごはん少なめをオーダーしたんだけど、やはり余ってしまった。だが、おかずはもうない。さて、どうしよう。

私は思いつきましたよ。最後の手段ということで、塩を振って、それをつまみにするんです。塩の利いた冷めた白いご飯は、塩むすびみたい。意外といけます。酒が進むかどうかはわからないけど、これは箸休め、ならぬ杯休めにいいと思いました。うん。大満足だ。

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▲次はルノアールサラダを頼もう

ビールとサワーに、サバ定食で大満足。無事に10区を完走しました。

椅子の座り心地は良かったし、漫画もあったから、いくらでもいられる気がしたけど、そろそろ帰らないと。自宅までは電車に乗って、ここから1時間ほど。意外とあるけど、座れたら寝てしまおう。いやしくも23区の喫茶店で、こんな小旅行気分が味わえるなんて思いませんでした。また走りにきますね。

さて、次はどこの喫茶店に行こうかしら。それではまた。

〈店舗情報〉
■ルノアール 新小岩店
住所:東京都葛飾区西新小岩1-2-11 喜久屋ビル 2F
営業時間:7:00~22:00
電話:03-3696-3641
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。来店前にご確認ください。

〈キンマサタカ〉

キンマサタカ

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