
NST新潟総合テレビ
西堀ローサの運営会社は11月21日、テナントに対して説明会を開き、再来年の3月末を期限に撤退するよう求めました。これを受け、テナント側は営業をいつまで続けるのか、別の場所に移転するのかなど難しい判断を求められることになります。
【新潟地下開発 岡澤修 社長】
「解散もやむを得ないのではないかということで」
20日、西堀ローサを運営する新潟地下開発が新潟市からの借入金9億円の返済ができないと判断し、臨時の株主総会で再来年10月までに会社を解散する方針を決定。
その方針が21日、西堀ローサに入るテナントに伝えられました。
【新潟地下開発 営業開発部 金子正夫 部長】
「令和7年3月末日を持って、営業を終了してくださいと」
テナントは再来年3月末までの退去を求められることに…
【タオルと香りの店Lavic 折笠雄司さん】
「色んな経緯を聞いたらしょうがない。こうなるのも必然だなと思った。一番心配なのは、この先のこと。私もそうだし、各テナントも」
こちらのテナントは、移転にも費用がかかるため、店を継続できるかは見通せないと話します。
客足が遠のく古町地区の地下で何とか営業を続けてきてくれたテナントに支援も約束できない状況で退去を迫らなければいけない現状に、新潟地下開発も悔しさをにじませます。
【新潟地下開発 営業開発部 金子正夫 部長】
「お客様(テナント)に迷惑をかけたというのは、やっぱり心苦しい」
この地下街をどのように活用していくのか…今後、新潟市は古町地区の関係者などと議論を重ねる方針です。