
台風接近時には事前に備えを固めることで、被害を避けたり減らしたりすることができます。家の中と外での3つのポイントをまとめました。
■家の外での3つの備え
(1)窓や雨戸はしっかりと閉め、かぎをかける
強風で飛ばされたものが窓を突き破る危険があれば、窓ガラスが割れたときに破片が飛び散るのを防ぐために、内側からガムテープをタテ、ヨコ、ナナメに貼っておくと飛散防止に効果的です。カーテンは閉めておきます。
(2)ベランダの排水口、家の周りの側溝や排水溝を掃除する
枯葉やゴミなどは取り除いておく。水はけが悪いと、豪雨時にあっという間に浸水被害を招くことがあります。
(3)風に飛ばされそうなものは、しっかり固定するか室内に収納する
ベランダに洗濯機を置いている場合は、洗濯槽に水をいっぱいに溜めるなどして風に飛ばされないようにし、ふたやコード、ホースはガムテープなどで本体に固定する。また、ベランダや庭で植木鉢や物干し竿、レジャー用品など飛ばされそうなものは室内に収納する。屋外の自転車もカバーをかけていると強風で飛ばされたり倒されたりすることがあるので外しておき、あらかじめ倒しておきます。郵便受けは一時的にガムテープでふさいでおくとよいでしょう。
■家の中での3つの備え
(1)非常用品を袋などにまとめておく
避難指示や避難勧告が発表されたときにすぐ持ち出せるようにリュックサックのような非常用袋などにまとめておきます。飲料水やレトルト食品、医薬品や衣類、お金や懐中電灯、電池などまとめておきましょう。
(2)浴槽やバケツなどに水をためておく
ライフラインが止まった場合、電気やガスは蓄えておけませんが、水はためておけます。断水に備えて、浴槽やバケツなどに水をためておけば、トイレも使えます。
(3)避難場所や避難経路を確認しておく
家族で緊急の時の連絡手段や方法、集合場所(学校や公民館など自治体が指定する避難場所)や避難経路について話し合って決めておきましょう。
各自治体も台風への備えについて注意喚起を出しています。最新の気象情報はもちろん、自分の地域の防災情報もこまめに確認しておきましょう。明るいうちに対策をぜひお願いします。(ANNニュース)