今からでも老後に間に合う“絶対貯まる3ステップ”

今からでも老後に間に合う“絶対貯まる3ステップ”

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2022/08/08
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貯金力をつけるには50代が勝負(写真はイメージです)

5人に1人が年収200万円以下という時代に突入した。物価高は進み、年金制度も不透明、投資する元手もなく、再就職など収入を得るハードルも高い。数々の貯金ゼロ家計を再生してきた、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。収入が少なくてどんなに不安でも、貯金さえあれば乗り越えられると言う横山さんに、誰でも簡単にできる老後資金の貯め方を教えてもらった。年収200万円でも諦めない貯金生活の始め方とは?

【グラフ】毎月3万円の貯金で老後に700万以上の余裕が生まれる

年収220万円でも月5万円の「貯金力」

ここ数年、私のところに家計相談に来る人の中でも年収200万円台の世帯はとても増えてきました。2009年に『年収200万円からの貯金生活宣言』という本を出したのですが、それから10年以上たっているのに状況が改善するどころか、むしろそれが当たり前になってきていると実感させられます。

ただ、だからといって悲観的になっている人は少ない。むしろ前向きで、どうやったらもっと貯金できるんだろう、投資してもっと資産を増やしたい、と意欲的な人が多いです。

例えば、手取り月収15万円ほどで、なんと毎月5万円以上貯金している年収220万円の30代女性がいます。家賃は手取りの25%を超えないようにして、かつWi-Fi付きの物件を諦めずに探し、スマホは格安スマホが当たり前、水道代節約のために洗濯はまとめて、保険は必要な保障をかけ捨てで。でも、本人は決して無理をしているわけではなく、むしろ楽しみながら節約していました。

もちろん、誰もがこの女性のように収入の3分の1を貯金するのは難しいですが、ぜひ目安にしてほしい金額が「3万円」。毎月3万円貯金することができれば、たとえ50歳からでも年間36万円、70歳までに720万円貯金できます。これまでに貯めた額とも合わせて1千万円近くになれば、老後も多少安心できると思います。

まず考えるべきはどこにお金を使うか

とはいえ、毎月3万円はそう簡単ではないと思います。どうすれば3万円を貯金することができるのか。みなさん、「貯金」と聞くと、どうしても「どの支出を減らそうか」と考えてしまいがちです。もちろん、それも大事なことですが、もっと大切なのは、自分は生活のどの部分を大事にしていて、それにどのくらいのお金が必要なのかを考えること。

例えば、まだ子どもが小さくて教育をいちばんに考えたいのなら教育費を無理に減らす必要はなし。年に2回の夫婦旅行が何よりの楽しみなら、それをやめてしまったら人生が楽しくなくなってしまいます。それでは何のための節約かわかりません。

まずは自分はどこにお金を使いたいのか、考えてみてください。するとおのずと「お金を使わなくてもいいもの」が見えてくるはずです。それが「貯金力」をつけるための1ステップ目です。

その次に、固定費の見直しを。光熱費や住宅ローンといった固定費の中でも50代で見直しの余地がいちばんあるのは生命保険料です。8割の人が見直せるといっていいくらいです。小さいお子さんがいるなら、万が一のときの保障はしっかりと必要ですが、子どもが独立したなら最低限でいいでしょう。

また、頭が固い人ほど、固定費はこれ以上減らせないと思い込みがちです。「固定」費とはいえ、よくよく見返してみると余分な出費があるかもしれません。本当にこのお金は削れないだろうかと自分の支出を疑ってみてください。

いくら値上がりしても光熱費は仕方ないと思っていませんか? 電力会社をかえたり、省エネ家電にかえたりすれば1割くらい簡単に下がることも多いです。ざっくりでいいので、まずは毎月何にいくら払っているのかを紙に書き出して現状を把握してみてください。いろいろと気づくことがあると思います。

「実行力」が老後を決める

節約にはこういうやり方がありますよ、ここを見直しましょうといくらご説明しても「実行力」がない人にはなんの意味もありません。

以前、こんなことがありました。私のところに家計相談をしにきた人に、スマホを格安スマホに変更することをすすめたのです。スマホ代は見直せることが多く、私なんかは格安スマホに乗り換えて、現在、家族7人分で月約8千円です。

それくらい安くすることができるので、ぜひにとすすめたのですが、その人は「私、メカが苦手なんですよね……」と言って諦めてしまったんです。また、中には「格安スマホなんて危ないんじゃないの?」と言って難色を示す人もいました。

節約というのは何かを我慢したり面倒な手続きが必要なことが多いので、みなさん、実行しなくてすむ何かしらの理由をつけたがるのです。でも、それでは何も変わりません。実行力のある人は、その日の帰りに家電量販店に寄ってパンフレットだけでももらうものです。

できることからでいいので、ぜひ何かひとつでも実行に移してみてください。

年収200万円時代を生き抜く知恵

・お金をかけたいところ、かけなくてもいいところを明確に

・この支出は仕方ないと思わず、一度常識を捨てて支出を見直す

50代・年収200万円の人が貯金生活するための3ステップ

自分はどこにお金をかけたいか考える

「食費はもう少し削れるかも……だけど美容費は削りたくない」など、自分の気持ちと向き合って考えてみて。大事に思っているものに月いくらまでかけるのかも要確認。

見直すのは固定費から

固定費は毎月出ていくので、少しでも見直せば家計の負担がかなり軽くなります。格安スマホなら月々1000円程度まで下がることも。

これまでの常識を疑ってみる

光熱費は仕方ない、車は手放せないなど、これまで当たり前だと考えていたことも、一度立ち止まって考えてみる。新電力やカーシェアリングなど、以前にはなかった新たなサービスの検討も。

お話を伺ったのは……

横山光昭さん家計再生コンサルタント。これまでの相談件数は2万4000件。主な著書に『年収200万円からの貯金生活宣言』がある。

〈取材・文/オフィス三銃士〉

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