
「ATP250 モンペリエ」(フランス・モンペリエ/2月22日~2月28日/ハードコート)で、約4ヶ月ぶりにツアー大会に臨むアンディ・マレー(イギリス)。22日の記者会見で、自身の状態や大会への意気込みを語った。
マレーは先月に新型コロナウイルスの検査で陽性となり、「全豪オープン」のために大会側が用意したチャーター便に乗ることができず。その後も調整がつかず、出場をすることができなかった。
記者会見でマレーはその全豪について「自分自身があの場にいたかったし、正直そのことで苦しんでいたから何も観なかったよ」と、欠場せざるを得なくなった状況に落胆していたことを明かした。
「本当に観たくなかったから、SNSでフォローしていた全てのテニス選手のフォローもやめていたんだ」「ハイライトは少しだけ見たけど、それ以上は追っていない」
そんなマレーは今月、8日からの下部大会に出場し準優勝した。本人は「5試合に出られたのは良かったよ」「テニスのレベルという面では、大丈夫な時もあった」「試合に出られて、痛みを感じなかったのは良かったよ」と話し、久しぶりの連戦でも大きな痛みは出なかったようだ。
「一定期間調子を整えて良い練習や試合ができれば、最高の選手たちと戦えないわけがないと思う。もちろんラファ、ノバク、ロジャー、メドベージェフ、ティーム、これらの選手たちとの対戦は明らかに難しいが、僕は今でも大きな大会で戦えると感じているんだ」
そして現地23日、マレーは「ATP250 モンペリエ」で今シーズンのツアー初戦を迎える。1回戦の相手は世界83位のイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)だ。
「今は毎週を戦っている。だから様子を見てみよう」「僕はまだやれるか?今に分かるさ」。そう話すマレーの今大会でのプレーが注目される。
(テニスデイリー編集部)
※写真はビエラの下部大会でのマレー
(Photo by Andrea Bruno Diodato/DeFodi Images via Getty Images)
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