
中国外交部「米日は軍事・安全保障面で言行を慎むべき」 トマホーク売却で
記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(資料写真、北京=新華社配信)
【新華社北京11月21日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は20日の定例記者会見で、中国に対抗する能力を強化するという日本の目標達成を後押しするため、米国が巡航ミサイル「トマホーク」400発の売却を承認したことについてコメントを求められ、次のように述べた。
関係の動きについて懸念している。米国はここ数年、一方的な軍事優位を求め、同盟国との軍事協力を絶えず強化し、日本が平和憲法を一歩ずつ突き破り、軍拡の道をますます進むのを容認、支持している。
米日の関係の動きは軍備競争を激化させ、地域の平和と安全に打撃を与え、世界の戦略的均衡と安定を深刻に破壊し、国際法を基礎とする国際秩序を損なうものだ。歴史的原因から、日本の軍事・安全保障面の動向は常に国際社会とアジアの隣国から大きな注目を集めてきた。米国と日本はアジア諸国の安全保障に対する懸念を尊重し、軍事・安全保障分野で言行を慎むべきだ。