
福島テレビ
天皇皇后両陛下が福島県三島町にある高齢者施設をオンラインで訪問され、入所者などと言葉を交わされた。
1月25日のご視察は、御所と三島町にある特別養護老人ホームの「桐寿苑」をオンラインで結んで行われた。
天皇皇后両陛下は、この施設が行っている「回想法」と呼ばれる取り組みについて説明を聞いた後、その様子をご覧になった。
高齢者が若い頃に使っていた物などに触れて過去の記憶を思い出してもらい、脳の働きを活性化させようという「回想法」。
両陛下は回想法で「かんじき」に触れた中丸一雄さんなどと言葉を交わされた。
天皇陛下は、「回想法で民具についても理解を深めることができたことがとても良かったと思っています」と話されたということだ。
中丸一雄さん:「天皇陛下や皇后さまからお言葉いただいて地方のことまでちゃんと考えていらっしゃるということに感慨深く感じておりました。」
福島県 内堀知事:「(新潟福島豪雨の)被災状況について両陛下ご心配されて質問をして、両陛下が『只見線の再開通良かったですねと、本当に沿線の風景が美しいんですね』という事感じて頂いた」
天皇陛下は今回の寒波についても気づかう言葉をかけられ、国民に寄り添う姿を示された。