
鹿児島県の新たな総合体育館や鹿児島市のサッカースタジアム構想で注目されている鹿児島港本港区エリアの利活用を巡って、鹿児島商工会議所が新たに提言です。
■鹿児島商工会議所の岩崎芳太郎・会頭■
「ひとつのたたき台としてこの案を出しました」
2回目の会合が開かれた本港区エリアの利活用を考える検討委員会。
本港区エリアを巡っては、県がドルフィンポート跡地を新たな総合体育館の整備地としていますが、鹿児島市もサッカースタジアムの整備候補地としていて、県は先月からエリア一帯をどう利活用していくか議論しています。
25日は鹿児島商工会議所の岩崎芳太郎会頭が本港区エリアや天文館を中心としたまちづくりの開発方針などについて提言しました。
県の総合体育館は構想どおりドルフィン跡地に、住吉町15番街区に2千人規模の会議やパーティーが開けるMICE施設を整備することなどが盛り込まれています。一方でウォーターフロントパークを縮小して整備する鹿児島市のスタジアム構想は提言に含まれませんでした。
提言やこれまでの議論を踏まえ委員会の北崎委員長※はー。
■鹿児島大学教授の北崎浩嗣・委員長※■
「一番重要だったのは、やはり桜島と錦江湾の景観資源をいかせということと、ウォーターフロントの方はやはり残すべきだという意見が多かったということ」
一方、商工会議所の提言に鹿児島市の下鶴市長はー。
■鹿児島市の下鶴隆央・市長■
「なぜ鹿児島市が中心市街地でのスタジアム構想を持っているのか。こういったなぜやるのかという部分をしっかりお伝えしたいと思っております」
また、委員会では来月上旬から本港区の利活用に関するアイデアを県民から広く募ることを決めました。
※「崎」は正しくは「たつさき」