中国在住の韓国人教授、書道で中韓友好の懸け橋に

中国在住の韓国人教授、書道で中韓友好の懸け橋に

  • 新華社通信
  • 更新日:2023/05/26
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中国在住の韓国人教授、書道で中韓友好の懸け橋に

広西芸術学院で大学院生に書道を指導する金玟廷さん(右から3人目)。(2021年11月19日撮影、長春=新華社記者/黄慶剛)

【新華社南寧5月26日】韓国人の金玟廷(キム・ミンジョン)さんは20年余り前、書道を学びたいという夢を追いソウルから中国へやって来た。現在は広西チワン族自治区の広西芸術学院で、韓国人教授として、修士課程の学生の指導に当たり、書道で中韓友好を深めている。

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中国在住の韓国人教授、書道で中韓友好の懸け橋に

韓国忠清北道チョンジュ市の美術館で開かれた金玟廷さんの個展。(2022年7月19日撮影、長春=新華社配信)

金さんは8歳から中国書道を始め、高校卒業後に浙江省杭州市の中国美術学院に留学した。その後、広西チワン族自治区で働いていた時に、地元の豊かな民族文化に深く魅了された。

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韓国忠清北道チョンジュ市の美術館で開かれた金玟廷さんの個展で作品を鑑賞する来場者。(2022年7月19日撮影、長春=新華社配信)

少数民族の衣装の写真や民族色豊かな伝統織物「壮錦」など、さまざまな展示品に出合い、引き付けられたという。金さんは「世界はいろいろな民族で成り立っている。私はこれらの衣装や建築、楽器、日用品から、少数民族の人たちの日常生活を想像することができる。中国の各民族の文化は、互いを受け入れ、共に発展し、進歩してきた。これは文化芸術の理念に通じる」と語った。

金さんは文化への情熱から、書道を通じて中国と韓国の文化を広める活動にも取り組んでいる。昨年は韓国忠清北道清州(チョンジュ)市の美術館で個展を開き、中国の古い詩を題材にした作品40点を展示した。これまでに中国や韓国、インドネシア、トルコなど多くの国と地域で展覧会を120回以上開催。中国と韓国の書や絵画を紹介し、両国の文化交流の促進に貢献している。(記者/黄慶剛、林凡詩)

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