スキー場も「苦渋の選択」燃料費高騰などで「値上げの波」が...「スキー離れ」の懸念も... 長野・白馬村

スキー場も「苦渋の選択」燃料費高騰などで「値上げの波」が...「スキー離れ」の懸念も... 長野・白馬村

  • SBC NEWS
  • 更新日:2022/11/25

間もなく、ウインタースポーツのシーズンが到来します。
ただ今シーズン、スキー場にも「値上げ」の波が押し寄せているようです。

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(レポート)
「白馬村の白馬五竜スキー場です、雪はまだないですが、あちらではオープンに向けて着々と準備が進められています」

「恵みの雪」を待ちわびながら、シーズンインに向けた準備に忙しい、スキー場。

この時季ならではの、ちょっと珍しい光景も…。

ゲレンデの圧雪で使う、「雪上車」の準備です!

夏の間取り外していたカタピラを、車輪のまわりに取り付けていきます。

こちらは、同じ白馬エリアの、八方尾根スキー場。

準備は万端のようです。

(白馬八方尾根スキー場・西沢勇人さん)
「もういつでもオープンできるようになっているので、雪が降り次第という感じ」

期待が高まる一方、今シーズン、スキー場は苦渋の決断を迫られています。

昨シーズンの県内のスキー場利用者はおよそ491万人。

新型コロナの影響が大きかった前のシーズンからは回復したものの、この30年間は右肩下がりです。

一方で、営業にかかるコストは…。

「原油高とか原材料の高騰とかももちろんどこのスキー場も(影響が)あると思います、リフトとかは結構電気すごくたくさん使うんで、そういった電気の料金の値上げっていうのもすごく響いてる、全てのリフトを運行すると、それだけでお客さんが少なくても多くても同じ費用かかってしまうので」

圧雪車や人工降雪機を動かすための軽油代、リフトを動かす電気代などがいずれも値上がり。

コスト削減のために、スタッフやリフトの数を減らすことはできますが、利用者の満足度の低下につながりかねません。

「逆にこの状況で据え置きしていくことはどうしても難しかったので仕方ない部分ではあるかなと…」

スキー場も避けて通れない、「値上げ」の3文字。

八方尾根では今シーズン、大人1日券で、昨シーズンより1,000円の値上げを決めました。

同じ白馬エリアでは、ほかのスキー場も軒並み400円から1,000円の値上げを実施。

県内のほかのエリアでも多くのスキー場が、10パーセント前後の値上げとなる見通しです。

「一気にここまで上げたのは今までほとんどなかったと思います、やっぱり皆さんの消費が控えてしまうような形になったりとか、安いスキー場に流れてしまうんじゃないかとか、そういった不安を抱えながら多分どのスキー場も値上げに踏み切っているかなとは思うので」

こうした中で「スキー離れ」を加速させないための知恵も絞っています。

八方尾根では、今シーズンから子どもや初級者向けのゲレンデだけを滑れる、通常よりも値段をおさえた「八方デビューチケット」を設定。

また、同じ会社が運営する10か所のスキー場共通で、小学生以下先着3万人のシーズン券が無料という驚きの企画も!

「子どもたちがやはりスキーをどんどんやっていくような文化を作っていかないと、これからどんどん、スキーヤーも減っていっちゃうので、スキー場にとってはまだまだ苦しいトンネルだと思うんですけども、たくさん雪も降って、インバウンドのお客さんも来てまたコロナ前のあの活気を取り戻していければいいのかなと思っています」

スキー場も苦渋の決断ということでしたが、厳しい状況の中でも“信州の冬”を存分に楽しんでほしいということで、県も、昨シーズンに続いてリフト券の割引事業を行う予定です。

詳細は、今後発表されますが指定のサイトからリフト券を購入すると、平日1日券は25%引き、2日券以上は半額、小中学生とその家族は半額などとなっています。

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