20代から始めるつみたてNISA 第1回 若いうちから始めておきたい「つみたてNISA」とは?

20代から始めるつみたてNISA 第1回 若いうちから始めておきたい「つみたてNISA」とは?

  • マイナビニュース
  • 更新日:2021/05/03
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新社会人や、まだ社会人になって数年の若手社会人の方は、給料をもらったら、どのように貯蓄をしていますか? まだ貯蓄できるほどの余裕がない方もいるかもしれませんね。しかし、20代からお金への関心を持っておくと30代40代になったとき、周囲と大きな差がつきます。そこで、今から考えたい資産形成法としてつみたてNISAを取り上げ、解説をします。

つみたてNISAで初心者におすすめの銘柄は?

■つみたてNISAとは

つみたてNISAとは、投資信託で積み立てをしながら資産形成をする制度です。投資信託とは、投資家から少しずつお金を集め、それを大きなお金にして、そのお金をプロが運用し運用による損失や利益を投資家に還元する商品です。

つみたてNISAで投資ができる投資信託は、金融庁が設定した基準をクリアした投資信託のみです。投資信託は、保有している間、手数料がかかりますが、その手数料が一定基準以下、仕組みが複雑でないものなど、金融庁が基準を設けています。つみたてNISAの投資信託は、その基準をクリアしていますから、運用初心者でも比較的安心して商品を選ぶことができます。
■つみたてNISAのメリット

そして、つみたてNISAの最大のメリットは、運用益や分配金が非課税になることでしょう。通常であれば、収益に約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAであれば税金はかかりません。10万円の利益が出ると、本来なら約20%の2万円が税金として差し引かれ、手元に残るのは8万円ですが、つみたてNISAなら10万円がすべて手元に残ることになります。このメリットはとても大きいですね。

ただ、非課税期間に期限があります。期限は最長20年です。つみたてNISAは2042年までの制度なので、2023年までに積み立てをすれば、最長20年間非課税で運用できることになります。
■つみたてNISAをはじめるには

つみたてNISAをはじめる時は、銀行や証券会社など金融機関でつみたてNISA専用口座をつくります。つみたてNISAの口座は1人1口座しか作れません。途中、金融機関の変更は可能ですが、積み立てを中断する可能性があること、手続きが必要なことを考えると、最初から納得のいく金融機関を選び、運用を続けていく方が、手間もないですし、資産形成の運用効率面においても良いでしょう。

つみたてNISAは国の制度ですから、どこの金融機関で口座を開いても制度的な内容は同じですが、取り扱っている投資信託やその数が金融機関によって違います。つみたてNISA対象の投資信託を1本しか取り扱っていない金融機関もあれば、150本以上取り扱っている金融機関もあります。

20年という長い期間積み立てますから、途中で運用商品を変更したくなるかもしれません。運用商品の選択肢はある程度あったほうがいいですね。申し込みの手続きにおいては、金融機関によっては、すべてオンラインで最短2~3日で口座を開くことができます。口座を開く際は、運転免許証やマイナンバーカード等身分証明書を準備した上で開設しましょう。

口座を開設したら、積み立て設定と運用商品を選びます。積立金額は年間40万円までと上限があります。月額換算すると約3.3万円です。下限は金融機関によって異なりますが、100~1,000円ほどです。積立金額は途中で変更できますから、その時の支出状況によって 積立額を変更しても良いでしょう。
■つみたてNISAのデメリットは?

投資信託は元本保証がありませんから、しいて言えば、つみたてNISAのデメリットは元本保証のないことでしょうか。運用初心者であれば、とにかく損をするのが嫌だ、元本割れするのが怖いと言う方は多いものです。絶対に元本割れは嫌だと言う人には、お勧めしませんが、下記のデータを見てやってみたいと思ったらスタートすることをお勧めします。

これは、金融商品を5年保有した場合、20年保有した場合のグラフです。

保有期間5年の場合は、-8~14%まで損益の幅が広くなっていますが、20年だと2~8%と幅が狭くなっていると同時に0%以下が消えています。これは、長期間保有することでプラスの年とマイナスの年が打ち消しあい、平均化されるため幅が狭くなっているのです。

幅が狭いということは、大きくプラスになったりマイナスになったりせず、比較的運用が安定していることを意味します。長期で運用を続ける大切さが分かるデータですね。
■若手社会人だからこそ、今から資産形成を

資産形成には、時間が必要ということが分かりました。長期で運用するには1日でも早い方が良いです。また、最初にお伝えした通り、つみたてNISAは2042年で終了しますから、20年間積み立てできるのは2023年までに積み立てた分だけです。はじめるなら早いに越したことはありません。

銀行の預金は低金利で預けても増えないと思っているのであれば、つみたてNISAで資産形成をはじめてみてはいかがでしょうか。3,000円でも毎月積み立て投資を続けることが将来の自分の資産に大きな影響を与えるでしょう。

前田菜緒 まえだなお ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者) FP相談ねっと認定 AndAsset代表 7年間の保険代理店勤務を経て独立。資産運用と保険に強いファイナンシャル・プランナーとして、子育て世代向けに相談やセミナーを行っている。全国どこからでも受講可能なマネーオンラインスクールを毎月開催。自宅で学べる手軽さと講座内容のわかりやすさが好評。子どもが寝てからでも参加できるよう、マネースクールや相談は夜も行っている。 FPオフィス And Asset FP相談ねっと認定FP 前田菜緒 この著者の記事一覧はこちら

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