「アンカリング」はダメ「アームロック」はOK...何が違う? パットの打ち方に関する規則【これだけゴルフルール】

「アンカリング」はダメ「アームロック」はOK...何が違う? パットの打ち方に関する規則【これだけゴルフルール】

  • Myゴルフダイジェスト
  • 更新日:2022/08/06

2019年のルール大改正でやさしくなったとはいえ、まだまだ複雑なゴルフルール。すべてを頭に入れておくのは大変だが、ゴルフを楽しむうえで、最低限のルールは覚えておきたい。今回は、「アンカリング」に関するルールをご紹介!

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胸に手やクラブが固定されているとみなされると違反になる(PHOTO/Blue Sky Photos)

クラブを体に固定させるのはNG

クラブを体に固定することなく自由にスウィングを行うことにより、クラブ全体の動きを管理・操作するのがゴルフというゲームの本質。そこで2016年から施行されたのが、「ストローク中にクラブを体にアンカリングしてはならない」という規則。

アンカリングとは、いかり(anchor)で船を停泊させるように、クラブを体のどこかに固定させて使用すること。たとえば長尺パターのグリップエンドを胸につけてストロークすることで、支点ができ、ヘッド軌道が安定する。それがパッティングにおいて有利に働くとみなされたことで、ルールで規制されたわけだ。

ただし、同じ「固定」でも、最近よく見る「アームロック」と呼ばれるスタイルは、アンカリングとはみなされない。アームロックは、グリップを前腕に付けた状態でストロークするスタイル。支点を作っているわけではなく、前腕全体でクラブを操ることになるため、今のところ“ズル”とはみなされないようだ。

かつてはショートパットに悩んだ名手サム・スニードが、パットのラインを跨いでカップに正対し、手前から押し出すように打つ「クロッケー」スタイルを編み出したが、あまりに“入りすぎる”ということで禁止になったこともあった。アームロックも、採用する選手が今後ばんばん試合で勝つようなことになれば、規制の対象になる可能性はある。

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サム・スニードがのちに編み出した「サイドサドル」スタイルは、パットのラインを跨いでいないので違反ではない(左)。前腕にグリップを固定する「アームロック」もルール上認められている(右)

というわけで今回は、「アンカリング」に関するルールの疑問を『2021-2022 GOLFDIGEST ゴルフルール早わかり集』から抜粋してご紹介!

Q. アンカリング禁止とはどういうこと?

A. クラブを体に固定してストロークすることの禁止(規則10.1)

クラブは両腕(片腕のときもあるが)でコントロールしてプレーするもの。したがって、クラブの一部を体に固定して、そこを支点のように安定点としてクラブを動かす打ち方は禁止されている。アンカリングとは「固定する」という意味。

Q. アンカリングの違反となるのはどんなこと?

A. グリップエンドや手、前腕部を体に固定すること(規則10.1)

例えば、グリップエンドを体の一部(胸やお腹など)に固定して打ったり、グリップを持っている手や前腕を体に固定して打ったりした場合は2罰打。グリップを前腕に固定する「アームロック」スタイルは禁止されていない。

Q. グリップエンドが服に触れてもアンカリングの違反?

A. 固定しなければ違反にならない(規則10.1)

アンカリングの規則は、クラブや、クラブを握っている手を体に固定することを禁止したもの。体に固定をして安定点を作っているのではなく、単に衣服にクラブや手が触れているだけでは規則違反とはならない。

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