
石田純一
新型コロナウイルスの影響で飲食業や観光業など、多くの業種が未曽有の危機に直面している。
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2月16日、2020年2月から今年2月15日までに新型コロナウイルスの影響で倒産した企業の数が全国で1026社に上ったと、NHKが報じている。
「テレビ界や芸能界も大きな変革を迫られています。そんな中でも、CMの仕事は、契約料は数千万円と、芸能事務所やタレントにとって非常に“おいしい”仕事と言える。トップ俳優の中には、1年間で俳優の仕事は、映画か連続ドラマの1本のみ。あとは数本のCMに出演するだけで、億を超える年収を得ている人もいますよね。
ただ、それだけの高額ギャラですから、契約絡みでさまざまな“縛り”もあります」(広告代理店関係者)
当然のことながら、CMに出演するにあたって薬物を含めた犯罪行為は絶対にNG事項とされている。また、浮気や不倫が発覚すれば、契約解除となるケースは少なくない。
さらに「家庭」や「夫婦円満」のイメージを全面に出す、洗剤などのCMにおいては夫婦間や家庭トラブルもNGだろうし、自動車のCMに出演するタレントが他メーカーの自動車に乗ることも御法度だ。
■「石田純一のせい」で新たな“縛り”が!
「こういった規約に反すると、契約解除や違約金を支払うなどのペナルティが発生します。しかし、このコロナ禍で一部スポンサー企業との間で“新たな規約”が追加されたといいます。それが“コロナ破り”の禁止なんです」(前出の広告代理店関係者)
“コロナ破り”とはいったいどういう行いなのだろうか?
「コロナに感染したらダメということでは決してありません。誰もが感染する可能性があるわけですからね。“コロナ破り”というのは、コロナ禍に設定されたルールを破ること。それを禁じる規約が追加されたんです。
たとえば、緊急事態宣言下において、20時以降も営業を続ける飲食店に飲みに行ったり、大人数での食事会に参加したり、不要不急の長距離移動や海外旅行に行ったりすることなどが、“コロナ破り”に当たります。そして、この新規約が設けられたのは石田純一さん(67)のせいだと言われています」(前同)
■石田個人もCM降板&冠番組が終了
石田は2020年4月、緊急事態宣言下に沖縄に出向き、帰京後にコロナに罹患していることが発覚した。一時は血圧が下がってICUに入る寸前まで悪化したが、5月に退院。このときも軽率な行動であると批判が巻き起こった。
さらに、その後も快気祝いと称してマスクを着用せずに飲み歩いたり、2020年7月に福岡での宴会を週刊誌に報じられるなどしたため、さらなるバッシングを招いてしまったのだ。
退院後、石田はFNNの取材に応じ「他局ですけど、今まで撮っていたテレビ番組とかオンエアできなかったりとか、大変なんです本当に」と語っている。また、「レギュラー番組も降ろせと、CMも降ろせと、そういうもういっぱいお叱りが来まして」と明かした。
石田は2020年5月に葬儀会社のCMを降板しているほか、6月には冠番組『石田純一のサンデーゴルフ』(テレビ東京系)も終了している。
前出の広告代理店関係者は話す。
「石田さんのコロナ禍での軽率な行動が、スポンサー企業の間でも大きく問題視されたわけです。広告に起用していたタレントが社会のルールを破る無責任な行動をすれば、タレント本人だけでなく、スポンサー企業にもクレームが来てしまいますし、企業イメージも落ちてしまいかねない。
そのため、一部の企業では、“コロナ破り”をしたら違約金が発生するという規約が加わったケースがあるんです。ただでさえコロナ禍で広告業界、テレビ界、芸能界は厳しい状況にあります。にもかかわらず、新たな規約が加わってしまい、芸能関係者からは“石田純一はいったい何をしてくれてるんだ!?”という怒りの声が上がっています。石田さんが起こしたルール破りの波紋が、今、大きくひろがっていっていますよ……」
芸能界にも大きな変化をもたらしたコロナウイルス。一刻も早い終息を願う。
日刊大衆編集部