【西武】中村剛也ミスター超え445号 嗅覚発揮の「割り切り」力でスローカーブ狙い打ち

【西武】中村剛也ミスター超え445号 嗅覚発揮の「割り切り」力でスローカーブ狙い打ち

  • 日刊スポーツ(野球)
  • 更新日:2022/05/13
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6回裏西武2死、中村は左中間へ445号となるソロ本塁打を放つ(撮影・浅見桂子)

<西武4-2楽天>◇13日◇ベルーナドーム

西武中村剛也内野手(38)が歴代単独14位となる通算445号本塁打を放ち、長嶋茂雄氏の数字を超えた。

2-2の同点で迎えた6回2死。楽天滝中から決勝の3号ソロで決めた。101キロのスローカーブを完璧に狙い打って、左中間スタンドへ。4月までノーアーチと絶不調だったが、5月5日の1号を皮切りに、ここ6戦3発。徐々にギアが上がってきた。

◇   ◇   ◇

右膝を折った。同点の6回2死。101キロのスローカーブ。中村は待っていた。すくってバットの芯をぶつけた。前の打席で抑えられた外角低めのスローカーブ。次は逃さない-。白球は、らしい高い放物線を描いた。左中間へ伸びる打球の行方を見つめ、ゆっくり歩を進めた。欲しい場面での1発。通算445回目のダイヤモンド1周。この拍手と大歓声は、何度味わっても最高だ。

生んだのは割り切りの思考だ。打ったスローカーブはカウント3-1から。山川が第1打席から12球を続けられた球種でもあった。

「あの緩い球は頭に入れておかないと難しい。もし、違う球種が来ても、ストライクを取られても3-2。割り切って、カーブをめちゃくちゃ頭に入れてました」

お立ち台では、スローカーブ狙いの頭は「少し」としていたが、引き揚げた後の取材では「めちゃくちゃ」と“訂正”した。試合の勘所で、本塁打アーチストの嗅覚が存分に発揮された。歴代2位の1942の三振もある。それは中村の「割り切り」力を物語る。すごみの1つである。

7日には444号を放って並んでいたが、これで長嶋氏の本数を抜いた。目標は500本塁打。また「辞めた時に何本打ったかでいい」という意識が強いから、あまり人の記録には興味を示さない。ただ周囲は気にする節目は続く。450号まで残り5本。「1日で5本は打てない。1本1本積み重ねていきたい」。6戦3発だ。これから春の不調を取り戻していく。【上田悠太】

◆中村剛也(なかむら・たけや)1983年(昭58)8月15日、大阪府生まれ。大阪桐蔭では高校通算83本塁打。01年ドラフト2巡目で西武入り。本塁打王6度、打点王4度、ベストナイン7度。満塁本塁打は歴代最多の通算22本。15年プレミア12日本代表。175センチ、102キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2億円。

▽西武高橋(6回2失点で4勝目) 毎回走者を出しながらの投球になってしまったことが一番の反省点。今日はとても蒸し暑かった。この先、梅雨や夏場を迎えるにあたり、今日のような蒸し暑い気候の試合も増えてくる。順応していけるように調整していきたい。

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