「女性服のポケット」は世界の悩み 付いてない、小さくてiPhone入らない

「女性服のポケット」は世界の悩み 付いてない、小さくてiPhone入らない

  • J-CASTニュース
  • 更新日:2022/08/06

女性の衣服には、ポケットが少ない。ジャケット、ズボン、ワンピースに限らず、なぜなのか。実は、世界共通の疑問のようだ。

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インスタグラムやツイッター、TikTokでたびたび「ポケットの悩み」をユニークに嘆く投稿が共感を呼んでいる。

歴史を振り返ると

カナダの公共放送CBCの公式YouTubeチャンネルは2021年9月4日、1本の動画を公開した。「ポケットと財布の驚くべき歴史(原題:The surprising history of pockets and purses)」という題だ。西洋の女性服における、ポケットとハンドバッグの深い関係の歴史が語られている。以下は、要約だ。

17世紀、「tie-on pockets」と呼ばれる、ペチコートの下やスカートの上で結ぶ着脱可能なポケットが普及した。ハンドバッグと似た機能を持つ。大きなポケットには、貴重品に文房具、既婚者の場合には夫の時計など、多様なものが多く収まっていたという。

18世紀になるとフランス革命の影響で、ドレスのシルエットがゆったりとしたものからタイトなものに変化したため、「tie-on pockets」は廃れていった。代わりに、小さな小物入れ「レティキュール」やウエストチェーン「chatelaine」が誕生。携帯できるものが少なくなった。

20世紀に入り、第一次世界大戦が勃発すると女性が働くようになり、衣服にポケットが付くようになった。しかし長くは続かず、ポケットは消えてハンドバッグが流行。21世紀になると、女性服のフィットするようなシルエットに合わせて、小さなポケットやフェイクポケットになったのだと動画では説明している。

「ポケットが必要」と歌う

CBCの動画を見る限り、時代背景や流行に応じて、ポケットは変化していったようだ。ただここにきて、ツイッター上では、欲しかった商品にポケットが付いていなかったことを嘆いたツイートを発端に、「ポケットを増やして欲しい」、「女性服にポケットがないのはなぜか」との声が大きくなってきた。

時を同じくして、海外でも同様の論争が起きたようだ。

英紙インディペンデント(電子版)は2022年8月2日付記事で、TikTokに投稿された女性服のポケットに関する動画と、そのコメント欄で発生した議論を紹介している。

動画では、建設業の女性が自分の作業服のポケットが男性同僚に比べて少ないと紹介。具体例として、ポケットが浅く小さいため、iPhoneが入らないと嘆いていた。この動画は2022年8月5日現在、160万回再生され、2000件以上のコメントが書き込まれている。そこには、「メンズ用を購入したらいい」という意見があった。すると女性は、これに反論する動画も投稿している。

インスタグラムでは、ユーザーの「hebontheweb」さんが「ポケットが必要」と、おしゃれな雰囲気で歌っている動画を21年5月31日に投稿した。ユニークな歌にコメント欄では共感する女性も多く、22年8月5日現在、2095万回再生されている。<J-CASTトレンド>

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